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2006年2月19日 (日)

豆腐屋の記憶

今日、ふと最寄りのバス停から家まで歩いてみた。
小学校時代の毎日登下校した道や
通っていたスイミングスクールのバス乗り場への道でもあるので、
こうして歩いてみるとどこか懐かしさを感じる。

ふと豆腐屋の横を通り過ぎようとした時のことだった。
前に一度外装をリフォームしているのを見たことはあったが、
最近ではただでさえ昼間は仕事でこの辺にはいないし、
そうでなくとも、車や自転車でサーッと通り過ぎていたので、
見ているようで案外見ておらず、まじまじと見たのは久しぶりだ。

以前は道路に面した方に引き戸があって、
日中はおじいさんが豆腐を作っている様子が見えたものだ。
前にリフォームした時も造りそのものはほぼ変わっていなかった。
ところが、今日は違った。
前のリフォームした時と外装の色合いなどが同じだったので、
てっきり変わっていないものだと思っていたが、
引き戸がなくなり、壁と窓だけになってしまっていた。
どう見てももう豆腐屋には見えなかった。
どうやら店を辞めてしまったようなのだ。

豆腐一筋という感じのおじいさんが毎日作っていた豆腐を
近所の人がよく買いに来ていた。
店の近くに来ると、大豆を蒸したような独特の匂いがして、
あれが小さい頃の思い出の一つと言っても良いだろう。
決して好きな匂いではなかったが、不快な匂いとはまた違った。
子供の私にはちょっとあの香りの良さが分からなかっただけだ。

今ここを通学している子供達はあの匂いを知らないのだろう。
あの豆腐を作るおじいさんの姿を知らないのだろう。
私が気が付かない間にも
時代はどんどん変化しているのだなと思った。
ちょっと感慨に耽りながら家に帰った。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

おらがめぇに(前に)帰省したときにゃあ
もうそうなってたね。12月だと思ったっけが。
あ、いやもしかしたら1月かもしんね。
そん時ジャスコのバス停さ歩ってった時だから
結構経ってったとは思うが、
確かにちっと寂しい気はしたね。

投稿: アオキヤマダ | 2006年2月20日 (月) 22時29分

兄弟共通の記憶か。

匂いの記憶って残るみたいです。
その匂いをかぐとサーッと記憶がよみがえるって
ありますよね。

投稿: じょんじょん | 2006年2月21日 (火) 21時42分

匂いと共に、思い出す記憶ってありますね。
昔自分の日記でもそれについて書いたことがありますが。

初めて学年が上がった時の教室の匂いとか、
早朝に枯れ葉を燃やしている時の匂いとか、
匂いと記憶が一緒に保存されているような感じです。

僕の場合は、更に音楽でもそういうのがあります。
この曲聞くと、あの頃の気持ちが蘇るというような。
大概嫌な気持ちなどの場合の方が多いですけど。

投稿: じゃがいも1号 | 2006年2月21日 (火) 23時20分

>大概嫌な気持ちなどの場合の方が多いですけど。

え?そうなの?
私は楽しい記憶か恋の記憶しかないな。
嫌な記憶はきっと抹殺してるのかも。

投稿: じょんじょん | 2006年2月22日 (水) 21時23分

えーっと、自分で投稿してすぐ思ったんですが、
嫌なことばかりって訳でもないですね。
というか、善し悪し拘わらず、
なにげなかったこととかでも、
とにかくその匂いのしたその時の状況を思い出すんですよね。

記憶もいろいろっすね。
はい、訂正します。

投稿: じゃがいも1号 | 2006年2月22日 (水) 21時34分

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