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2006年11月26日 (日)

第26回つくばマラソン

今日は、第26回つくばマラソンに出場してきました。
フルマラソンと10kmしか種目がないので、
仕方なく10kmにエントリーしました。
10kmというと、今の所、後にも先にも、
高校の創立記念マラソン大会で
毎年(=3度)走っただけだったので、
今日が実に6年振りの挑戦ということになります。

今大会に向けて、遅ればせながら、
10月の半ばにジョギングを開始したのですが、
その前に痛めた筋肉痛の痛みが引かないため、
何日か様子を見るために休養を取ったっきり、
3日坊主のまま何だか億劫になってしまい、
結局一昨日久し振りにジョギングをしてみた程度で、
昨日も仕事から帰ってくるのが遅くて走れず、
ほとんどぶっつけ本番状態で今日を迎えました。

ぶっつけ本番では思ったような走りが出来ないのは、
今年のかすみがうらマラソン大会でも経験済みでしたが、
その反省を生かすことが出来ませんでした。
高校生の当時ですら大変だった10kmを、
体力が衰えている今、果たして走り切れるのか心配でした。

かすみがうらマラソンも会場は参加者で溢れていましたが、
このつくばマラソンは更に桁違いの混み様でした。
少し早めに行ったにも拘わらず、
駐車場に入るだけで40分も待ち、
そこから何とか会場まで歩いて受付を済ませたものの、
今度は荷物預かり所に入るまでが凄まじい長蛇の列で、
こちらも30分くらいは待たされたので、
結局スタートまでの時間にあまり余裕がありませんでした。
これだけの人数なのですから、
もう少し人の流れがスムーズになるような一工夫があると、
参加者に優しい大会になるかなと感じました。

私は、抑(そもそも)自己ベストが分からないので、
特に目標らしい目標はありませんでしたが、
怪我と無理をしないことと、
とりあえず1時間半以内を目安に走ろうと思いました。
(はっきりとは覚えていませんが、
高校の時は1時間半くらい掛かったような気がしたので)。

マイペースを心掛けようと思っていたのですが、
スタートすると意外に皆さんのペースが速く、
私がジョギングで長めに走る時のペースより明らかに速く、
しかも、焦ったことに、私の周りの方は皆、
そのペースに付いていっていたので、
何となくペースを落とし辛く感じて、
無理してやや早めのペースで走り始めました。
しかし、数kmも走ると流石にこれでは10km持たないと思い、
更に少しずつながら脱落してくる方も居たので、
少しペースを落として自分の走りを取り戻すことにしました。

10kmコースは筑波大の構内の一部を2周するというもので、
2周目に入らなければ半分も走れていないことになるので、
1周目を走っている時は本当に先が長いなと思いました。
4.5km地点に設置されているという給水ポイントも
なかなか訪れませんでした。
1周目はほとんど抜かされるがままで、
抜かした人は数える程しか居なかった気がしました。

苦しいのを我慢して走っているうちに
急にふっと呼吸や体が楽になる時が訪れるという
「ランナーズハイ」というのを高校の授業で聞いて、
実際高校の時のマラソン大会ではそれが訪れ、
急に体が軽くなった経験もあったので、
早く訪れないかなと思いましたがなかなか来ませんでした。

しかしそれとは別に、苦しいながらも、
2周目に入ってから自然に少しペースが上がりました。
段々体が慣れてきたのかもしれません。
「あと1周目と同じ分だけの距離を走らなくてはいけない」
と考えると、確かに気持ちが滅入りそうにもなりましたが、
兎に角出来る限り良いタイムを出そうとは思っていました。
それと、余談になりますが、
基本的に私は正真正銘「完走」したい派なので、
途中で歩いたり立ち止まりたくない主義です。
どんなに苦しくて走り続けることから逃げたくなっても、
歩いているのとあまり変わらないようなペースだったとしても、
最後まで完全に走り切って初めて、
「完走した」と胸を張りたいのです。

老若男女問わず、あれだけ抜かされる一方だった展開も、
2周目に入ってくると、周りのペースもある程度落ち着いてきて、
同じような顔触れが前に居たり後ろに行ったりしてきました。
ここで私は一人の男性を標的に定めました。
背が高くてがっちりした、ほとんど白髪の男性で、
「この人のペースに付いていこう」と決めました。

自分と同じようなペースだと思って
勝手にペースメーカーに仕立て上げたのですが、
少しの間、この方と一定の距離を維持していたものの、
少し相手の方がペースが速く、徐々に差が広がり始めました。
しかし体が思うように動かず、体や手先はすっかり冷え切り、
それまでのように、このまま置いて行かれてしまいそうでした。
けれど、何とか付いていきたいという強い気持ちだけで、
残り2.5km辺りで少しずつペースを上げました。
相変わらずランナーズハイは来ませんでしたが、
早めにペースを上げようと思いました。

これはかすみがうらマラソンの教訓が生かされています。
あの時は前半飛ばせるだけ飛ばして、
あとは気持ちだけでそのペースを維持すれば、
意外に本当は速く走れるのではないかと考えたのですが、
途中から全く脚が上がらなくなり逆効果でした。
最後、競技場でトラック勝負になってから、
残る力を全て出し切ろうと思い、
力を振り絞って結構な人数を抜いたものの、
いくら力を出し切ってペースを上げたところで、
トラックに入ってからでは追い上げられる距離も
抜かせる人数も絶対的が限られてきます。

ということは、ゴールした後にも
実際はまだ余力が残っている可能性があるのです。
ならば、最後苦しくてどうしようもない、
これ以上もう力が出ないというくらいまで走るには、
長い距離をほぼ全力で走れば、
文字通り完全燃焼出来るのではないかなと思ったのです。
また、ゴール前になれば相手も余力を全部使ってきますから、
抜かすのも一苦労します。
そこで、今回はまだ距離が多く残っている時点で、
少しずつ力を出し切って本当の完全燃焼を目指し、
しかも早めにペースを上げて抜かすことで、
相手にプレッシャーを与えることも出来ると思ったのです。
先手必勝、先行逃げ切りの方が
記録も順位も良いのではないかなと考えました。

残り2kmを切る直前にラストスパートを掛けました。
皆、中弛みする所であり、一番辛い所でもあったので、
面白いように次々と抜かしていくことが出来ました。
このターゲットに定めたおじさんにも
一度は結構な差を付けられてしまいましたが、
徐々に近付いていき、最後は抜かしてしまいました。
もう抜き返されたくないという思いから、
ペースを下げることはしませんでした。
オーバーペースでしたが、無我夢中で走っていました。
寒さと結構な距離を走ったせいか、
足や手の感覚はほとんどなく、
気が付くと、唾も飲み込まないで走っていたので、
口も乾き切っていました。

上り坂は膝への負担を極力減らすため、重心を低くし、
ステップも摺り足に近いような感じで上ったので、
比較的体に負担が掛かりませんでしたし、
皆、最後のこの緩やかな上り坂が
相当応えていたようで、結構抜かせました。

スパートを掛けるのが少々早かったのか、
あるいはスパートを維持できるだけの体力がなかったのか、
無理が祟って徐々に疲れてきて、ペースが落ち始めました。
なかなかゴールが見えないことで、
明らかなオーバーペースと化した体を奮い立たせるのも、
正直かなりしんどい状態になっていました。
「このまま途中で倒れたりして」なんて思ったりしました。
「脚が疲労骨折するかもしれないな」などとも思いました。
1周目はすまし顔で観客の前を走りましたが、
2周目は呼吸しても酸素の供給が全然間に合わず、
息が苦しくて、必死な形相を隠し切れませんでした。

最後の1kmもかなり長く感じられましたが、
もう兎に角無我夢中でゴールを目指すだけでした。
過呼吸に陥るというのを何となく実感した気がしました。
息が吸えているか、脚がもう限界なのか、
その辺の感覚がもう分からなかったのですが、
ひたすらゴールまで全力で突っ走り続けました。
かすみがうらマラソンの時程の
爆発的な最後の力は出ませんでしたが、
それまでで十分抜かせたので悔いはありませんでした。
Svs0005




かなり無理しましたが、無事にゴール出来て良かったです。
その瞬間、走っている間ずっと体が待ち望んでいた
走る脚を止める瞬間がようやく訪れましたが、
少しの間、息がうまく吸えず呼吸が止まるかと思いました。
それくらい、ぎりぎりの所で走り切れたという
満足の行く走りが出来ました。
体の限界の状態で力を出し切った実感がありました。

そして驚いたのがタイムでした。
てっきり「1時間半くらいは掛かっているだろう」と思いきや、
1時間1分23秒(ネットタイム;参考記録)でした。
(公式記録は1時間2分34秒。ちょっと数字の並びが良い)。
もうちょっとで1時間を切れたのです。
全然速くはないのでしょうが、
自分の中では予想外に良いタイムを出せました。
作戦が見事に的中したんでしょうかね。
次回は1時間切りを目標にしようと思います。
S0001_1




こうして、無事走り終えた私は、
本音としては少しゆっくりしていきたかったのですが、
次なる予定、ホーリーホック観戦に間に合わすためには、
人が混む前に素早く帰路に就くしかないと思いました。
もたもたしているうちにまた駐車場が混んでしまって、
なかなか出られないなどということにでもなったりしたら、
14時4分のキックオフに間に合うかどうか
かなり際疾いタイミングになってしまいます。
今日が今季ホーム最終戦だったので
是が非でも試合開始に間に合いたいと思いがありました。

しかし、急いで荷物預かり所に向かったにも拘わらず、
既に100人以上の列が出来ていて
(競技前の時と比べたら大したことはなかったですが)、
なかなか自分の荷物を手にすることが出来ないばかりか、
そのうちに汗が冷えて、お腹が痛くなってきてしまいました。
「頼むから早く荷物返して!」と心の中で懇願していました。

その後は整理体操もろくすっぽせずに一目散に退散し
(明日凄まじい全身筋肉痛になることを覚悟の上です)、
めでたく12時ちょい前には会場を後に出来ました。
そんな訳で、めでたく試合開始に間に合いました。
本当は今日、その試合観戦のことも
2本立てで書こうと思ったのですが、
この記事だけでもかなりの長さになってしまったのと、
今かなり眠いのを堪えて書いているのもあるので、
この続きはまた明日書くことにします。

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コメント

さすが1年と1日目の日記に相応しい日記となりました。
お疲れのところ頑張りましたね。

私自身はマラソンは苦手なんです。
どちらかというと短距離派なので、100m走、幅跳びというのが私の得意種目。
でもマラソンは見るのが大好き。
そう、走りながらランナーは何を考えているのだろう、何のために走るのだろう、というのも興味の一つです。
それを男爵くんが解き明かしてくれました。

自分の限界に挑戦する。
走りながらも計算をしている。
そういうことですね。

ぜひ次は練習してからマラソンに挑戦してください。

投稿: 笑 | 2006年11月27日 (月) 06時54分

初登場です。まあ正体は分かるでしょうけど…。

つくばマラソン&観戦お疲れ様でした。走った後だからかなり疲れただろうと思います。ゆっくり休んで…る暇があるかどうかは分かりませんが、休む時間とか設けるのをお勧めします。
本当にお疲れ様でした。

投稿: ロキ | 2006年11月27日 (月) 08時41分

>笑さん
僕も決して長距離は好きでも得意でもないんです。というか運動神経もそんなに良くないですし。でも、何だか将来はフルマラソンも走ってみたい、ど素人でも挑戦すれば出来ないことはないだろう、というようなどでかい野望だけは持っていて、いつかは叶えたいなと思っています。

>ロキくん
初コメントありがとうございます。昨日はお疲れ様でした(演奏も含めて)。
もう昨日は書きながら何度も寝そうになったのですが、今日これだけは書いておかないといけないと思って、意識を失う寸前で書いていたので、何を書いているのか途中で分からなくなったりしていました。
今日見返してみたら、凄い長文ですね。長すぎます。多分今までで最長かも。申し訳ないです。
半分寝そうになりながら書いた割には、比較的しっかりと書けていましたが、案の定、誤字脱字や意味不明な表現が多々見受けられたので、推敲しておきました。

これから観戦記を書かなくては。

投稿: メークイン男爵 | 2006年11月27日 (月) 21時55分

『1時間23分45秒』

これは私が中学生のときに出した記録です。
市民マラソン(5㌔)でしたけど(*ノノ)オハズカシィ
小学生のときはビリから2、3番目だった私にとっては、よい記録です。中学に入って部活を始めたおかげです、きっと。
校内マラソンでも、前から数えた方が早い順位に
入れたし。運動能力が向上したんだと思います。
何事も、継続することが大事なんですね。
男爵くんもマラソン大会があるときだけでなく、普段から少しでも体を動かしてみてはいかがでしょうか^^
↑大きなお世話か(笑)
でも...同じ市内にいたんだから「ひかやし」に行けばよかったかな、マラソンとか演奏とか(笑)
↑それこそ大きなお世話か^^;

長々と失礼しました。おつかれさまでした^^。

投稿: nami | 2006年11月28日 (火) 13時19分

12345。。。綺麗な並びですね。
僕も小学校の時は全然でしたよ。学年全員が、6人1組で争う徒競走でも、ほとんど5位とかでしたからね。唯一2位に入ったのが障害物競走だけでした。
まぁその後も大して良くはなかったですね。

理想は常に鍛えていることなのですが、如何せん体は辛いのとか痛いのとかいうのを嫌がるもので、なかなか持続が難しいんですよね。でも食べてばかりいないでダンディズムを目指したいと思います。

namiさんや笑さんらが沿道にもしいらしていたらどうしようかと少しきょろきょろしましたが、もう目が霞んで、そもそもよく見えていませんでした。見られると恥ずかしいので、はい。

投稿: メークイン男爵 | 2006年11月28日 (火) 22時57分

訂正です^^;
「ひかやし」 → 「ひやかし」

投稿: nami | 2006年11月29日 (水) 02時07分

ほんと、目の前だから行こうと思ったけど、男爵くんが恥ずかしがるから行かなかった・・・(爆)
かっこよく走れるときは言ってね、応援に行くから。

投稿: 笑 | 2006年11月29日 (水) 09時42分

>namiさん
コメントとして残した方が良いですか?それとも編集しておきますか?

>笑さん
よくお分かりで…。見られても恥ずかしくないような走りが出来るようになったら是非来て下さい。まだまだ修行が足りん。

投稿: メークイン男爵 | 2006年11月30日 (木) 00時24分

そのままで良いです(^ー゚)ノ

投稿: nami | 2006年11月30日 (木) 00時34分

凄い!
本当に走りきってしまったのですね!大したもんだ!!
Y新聞に掲載された順位をじっくりみてるのですが見当たりません、載ってましたか!?

次回参加予定の、勝田全国マラソンには応援に行かせてもらいますね。(笑)

投稿: GODAI | 2006年11月30日 (木) 01時15分

>namiさん
了解です。

>GODAIさん
うちはY新聞ではないので分からないのですが、掲載されるということは載っていたので、多分載っているはずです。因みに、当然のことですが、165位ではありません。10km一般男子の部で4桁です。
応援は、緊張します。僅かな期間で劇的に記録が伸びるとも思えないのですが(というか今回はかなり全力を出し切ったので、限界値を超えたと思われます。次はそこまで無理出来ないかもしれません。)、まぁ記録更新出来たら良いなと思います。

投稿: メークイン男爵 | 2006年11月30日 (木) 23時24分

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ジョギングとは、ズバリ、マイペースで走り続けること。最近では、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の主要因である内臓脂肪の燃焼にも効果的として、気軽にできる運動として、にわかに注目を浴びています。特に道具もいらないから気軽に、いつでもどこでも、ひとりでもできる。それがジョギングです。フ...... [続きを読む]

受信: 2006年12月11日 (月) 01時10分

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