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2007年2月 7日 (水)

青森旅情記・4

▼2月3日(土)~4日(日)『第2日~帰宅』

最終日の朝を迎えました。
急いで身支度を調えて、
コテージを後にし、朝食を摂りました。
天気はそれ程良くありませんでしたが、
パノラマが広がる海が綺麗でした。
本当はもっとじっくり眺めたかったのですが、
電車の時間が迫っていたので、
泣く泣くウェスパ椿山を後にしました。

五能線の旅も秋田に入り、
写真をセーブしながらもやはり撮りたくなりました。
しかし、途中から海岸沿いの旅に別れが訪れ、
徐々に内陸部へと進んでいきました。
雪化粧の田園の中を突っ切るように進んでいきました。

東能代で奥羽本線の特急を待っていると、
目の前に来たのは何と寝台特急。
時刻表をよく見ていなかったので気付きませんでしたが、
よく見ると「日本海3号」という寝台特急だったのです。
見たことはありましたが、乗ったことはなく、
こんな形で乗れるとは幸運でした。
本当ならだいぶ前から予約しないと
乗れないでしょうからね。
大阪発の寝台特急に夜が明けてから
東能代で乗り込むという変則的パターンでした。
寝台は使えませんでしたが、
雰囲気は十分に楽しめました。
S0511_1





もう日本海の景色を見ることは出来ませんでしたが、
内陸部の方が降雪量が多かったのか、
雪ですっぽり覆われた景色は素敵でした。
また、山や木々も雪化粧が綺麗で、
それはそれで絶景でした。
ちょっと眠たかったのですが、
今しか見られない景色だと思って、
極力目に焼き付けようと、ずっと起きていました。
写真もやはり撮りまくってしまいました。
S0506





昨日に続き、再び弘前駅に降り立ちました。
そこから弘前市内循環100円バス
(土手町=どてまち=循環バス)に乗って、
弘前市役所前で降りました。
旧弘前市立図書館という奇抜な建物を見た後、
青森銀行記念館に行きました。
その後、追手門から弘前公園へ入りました。
上っ面だけとは言え、公園の外周を囲むお堀の水が
凍っていたのには驚きました。
S0539





今回の旅全体について言えるのは、
わざわざ冬の時期に寒い地方に来ておきながら、
スキーをするでもなく、雪まつりを見るでもないという、
時期的にも方向性的にも中途半端さがありました。
だからこそ、観光客でごった返すこともなく、
事がスムーズに進んだとも言えます。

兎に角、この弘前公園でも、来週9日から始まる
「弘前城雪灯籠まつり」の準備が進められていました。
1週間ずれていれば祭を見られたのですが、
まぁそう3連休は貰えるものじゃないですからね。
(世間的にはむしろ9日からが3連休ですが)。
ショベルで雪を掻き集めた跡がありましたが、
ちょっと雪が足りないようでした。

公園内は人が歩いた所以外は雪が深く、
至る所に桜が植えられていましたが、
時々溶けた雪が枝から落ちてきて、
頭上を注意しながら歩かなければなりませんでした。
雪の被った弘前城を見られると期待していたのですが、
既にお昼を回っていたこともあり、
ちょっと被っている程度でしたが、綺麗でした。
公園内にある橋は赤く塗られていましたが、
雪の白さとのコントラストで赤色が引き立ち、
綺麗に映えていました。
S0572





北門から一旦園外へ出て、
また桜並木ロードを通って戻ってきました。
きっと春先は綺麗な桜並木なのだと思います。
S0575





その後循環バスで駅に戻り、
特急つがる24号で青森へ行きました。
見た目はフレッシュひたちの兄弟のようで、
車内放送もほとんど同じパターンでした。
車内案内も日本語版が男性の声で、
続いて女性の声で英語版が流れました。
ただ、多目的室というのが設けられているらしいのと、
フレッシュひたちやスーパーひたちのように、
電光掲示板でニュースを流していない所が異なりました。

途中で進行方向が変わるとか何とか言っていたので、
その影響なのかもしれませんが、
いきなり座席が後ろ向きのまま発車したので
かなりびっくりしました。
ひたち号なら上野で座席の向きを変えてくれるのですが。
乗り慣れている人にとっては違和感ないようでした。

青森駅に着き、最後の目的地である、
三内丸山遺跡行きの市営バスを待つ間、
空き時間が数十分あったので、
コンビニに入ると「丸かぶり寿司」が売っていました。
よく考えてみるとこの日は節分でした。
恵方を向きながら丸かぶりすると
縁起が良いとか何とかというのを
以前テレビで見たのを思い出し、
昼食をまだ食べていなかったこともあり、
「丁度良いな」と思って、買って食べました。
おいしかったのですが、かなり食べ応えがあり、
思っていた以上にお腹が膨れました。
今年は良いことがあるようにと思って買ったのですが、
願い事をしながら食べないといけなかったようで…。

すると、必死で丸かぶりしている視界の先で、
駅のホームに停まっている電車が目に留まりました。
「お、おまいは…水郡線じゃないか…!」
そう言えば、ちょっと前に為五郎さんがコメントで、
「旧車輌は盛岡に行くことになった」と
書き込んでくれていたようなことを思い出しました。
もしこの場に鉄道に詳しい方が居たら、
きっと適切な説明をして頂けたと思うのですが、
私はあまり詳しくないので、「きっと水郡線だろう」
という勝手な前提で写真を撮っておきました。
もし違ったとしても、JR小海線と同様、
車輌が同じであることに違いはないので、
またしても青森で見付けてしまった意外な繋がりに、
三度(みたび)心が躍ってしまったのでした。

さて、ようやく来た市営バスに乗ること30分。
三内丸山遺跡に着きました。
新聞やニュースに出ていたのを見たことはあっても、
まさか自分がここに来るとは思ってもみませんでした。
閉館まで時間がそれ程残されていなかったので、
急ぎ足で館内を回ったのですが、
遺跡に入ってすぐに気付きました。
「これじゃ雪が積もってて遺跡が見えないじょ…」。
復元された竪穴式住居などは分かるものの、
地面は基本的に雪に埋もれていて、
何が何だかさっぱり分かりませんでした。
その上、順路も人が通っていない所は雪で埋もれ、
雪も結構深く積もっていたので、
敢えて突撃する勇気もありませんでした。
ここに来られたことには満足したのですが、
出来れば雪のない時の方が良いかもしれません。
S0581





青森に戻ってきて、夕飯に煮込みうどんを食べました。
結局青森らしい食事はあまり出来ませんでしたが、
今度来た時は計画的に食べようと思います。
帰りのバスの出発時刻まで2時間くらいあり、
どこにも行けず待つには少し長いという、
中途半端な空き時間が出来てしまいました。

かと言って、折角青森まで来たのに、
何もせずじっとしているのは勿体ないので、
少しでも歩いておこうと思って、
駅の側にある青函連絡船慰霊の碑を見てきました。
あと、「メモリアルシップ八甲田丸」も見てきました。
(時間的に中には入れなかった)。
「津軽海峡・冬景色 歌謡碑」も見てきました。

疲れて眠りそうになりながらも最後まで満喫し、
21:50発の後発の「ラ・フォーレ号」に乗り込み、
2日に渡る青森西部旅行に別れを告げました。
もっと時間があれば、十和田湖の方や、
下北半島、津軽海峡や八戸方面、
温泉巡りなどもしたかったのですが、
なかなか全部を回るのは厳しかったですね。
わざわざ往復を夜行バスにせず、
2泊して3日目の昼過ぎに新幹線などで
帰ってくればもっと長く居られたかな、
などと途中で気付いたのですが、
もう往復でバスの切符を買ってしまったので、
「次の日に疲れを残さないで済む」
ということで発想を切り替えました。
帰りのバスでは、周りを気にせずそれなりに眠れました。

という訳で、翌朝7時に東京駅に戻ってきました。
まるで何事もなかったかのように、
雪の欠片も見当たりませんでした。
その後、高速バスで水戸まで帰ってきました。
見慣れた日曜朝の街並みに、安堵感はありましたが、
どこもかしこも雪景色だった前日が、
早くも懐かしく恋しくなっていたのも事実でした。

この経験を糧にまた行きたいと思います。


-完-

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コメント

いつの間に4まで・・・と思ったら、編成を変えたね、コメントが変になっている・・・(汗;)

私が学生の頃、朝土浦に寝台特急(急行?)が止まるのよ。
で、それに特急券があれば乗れるの。
旅情タップリで乗ってみたかった覚えがあります。

旅行の最終日は「帰りたくない」病にかかる私…
現実にもどるのがいやなんだなあ。
かといって、そこで生活をしたいわけじゃないんだけど…
こういう気分を男爵くんも味わってきたわけね。

そうそう途中で向きが変わる列車・・・これはビックリするよね。
で、みんなして席の向きを変えたりしてね。

私は気に入ったところには何度でも行きたい派。
でも方向音痴だから、どこで何を見たかすぐ忘れちゃうんだ。
そういうときは写真が頼りさ、ヘヘヘ…

北海道ではヤマダデンキ、ドンキホーテがあったけど、青森にもあった?

投稿: 笑 | 2007年2月 7日 (水) 21時22分

すみません。もっと細切れ編成出来れば良かったのですが、あんまり何日にも渡ってだらだらしちゃうのも良くないかなと思い…(結果的にだらだらしちゃいましたが。しかもこれでも1章ずつが長すぎた…)。

夜行バスよりは寝心地良いんでしょうね。でも、結局線路のガタコンガタコンという音で眠れないかもしれませんが。

次の日も休みということで、急激な環境の変化を今回は強いられなかったので、まだそこまでではなかったですが、雪のない東京を見て現実に戻った感じはしました。せめて2泊3日で昼くらいまで居られたらもう少し遠くへも行けたのですが。ちょっとミスりましたかね。

段々忘れていってしまうので、写真で残っていると思い出せて良いですよね。出来ることなら何度でも行きたいです。

電機屋があれば、メモリーカードを買おうと思ったのですが、残念ながらそれらは見当たりませんでしたが、たまたま行った所がなかっただけで、多分どこかにはあるんじゃないかと思います。


―やっと書き上げました。長かった…。

投稿: メークイン男爵 | 2007年2月 8日 (木) 02時14分

お~い2時過ぎまでかかっちゃったんかい・・・お疲れ様でした。

男爵くんの旅行記を読んでいると私も行ってみたくなります。
3月にはいると忙しい(Jリーグが始まる)ので、2月か…
やっぱり3月のほうが…
う~ん、早く決心しないと雪がなくなる~

冬に北国って普通とは違うかもしれないけど、私も好きだなあ。
しっかり冬を味わえるじゃない。

子連れでこういう強行軍は出来ません。
今のうちに楽しんでおいて下さいね。

投稿: 笑 | 2007年2月 8日 (木) 06時17分

身軽な今のうちだと思って、最近は開き直って、活動的になっている節はありますね。自由なうちにいろいろ挑戦しておこうと。
「冬期期間は閉鎖」というのも結構ありましたが、やはり北国なので雪の景色は見物ですね。それに今年は、関東にずっと居たら、未だに雪を見られていなかったでしょうし。今度はもっと計画を練っていきたいです(いつもそうしたいけど、出来ないからこんな切羽詰まった旅行になっているんですけどね)。

投稿: メークイン男爵 | 2007年2月11日 (日) 00時38分

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