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2007年6月18日 (月)

遂に完成

プライベートなことに関わるので、
今までこのことを書くのは控えていたのですが、
やっぱり「トニー、我慢できないよ!!」
ってことで書いてしまおうと思います。

端的に言ってしまうと、
前の職場では食品加工に携わっていたのですが、
所謂「製造マニュアル」なるものがなかったため、
私がそれを作ることにし、
それが今まで掛かってようやく今日、
完成を迎えたという話です。

事の発端は、私がこの部署に異動になったことでした。
かなり複雑な手順を、
初めは先輩が実際に作業して見せてくれるのを
一生懸命ノートのメモを取り、
そのメモを基に少しずつながら、
先輩の監視の下、自分でも実際に作業をし、
そうやって繰り返し失敗したり聞いたりしながら
時間を掛けて全ての手順を覚えたのでした。
不安なく一人でも出来るようになったのは、
3ヶ月くらい経ってからのことでした。

ちょっとずつ作業手順が違うものが何パターンかあって、
それぞれ微妙に操作が変わってくるため、
頭の中で混乱してしまったりして、それは大変でした。

そんな時私は自分でノートに記したメモを
見返して確認しようとしたのですが、
その場は作業を目で覚えたり頭に入れたりしながら、
後からそれを思い出して
ノートに書き出したりしていたものだったので、
作業の手順が前後していたり抜けていたりして、
正確な内容とは言えませんでした。
(というかかなり間違っていました)。

しかも、ただでさえ走り書きのような字で読み難いのに、
後から余白に追記事項をを書き込んだり、
修正箇所を消したりしたせいで、
ノートを縦横無尽に駆け巡るバラバラパーツの手順を
目で拾い集めながら読み解くのはそれだけでも大変で、
明らかに効率が悪いなと思いました。

そこで私は一旦このノートの記載通りに
そのままパソコンで文書を打ち直し、
そこから文書を推敲することで、
見易い手順書を作ろうと思い立ったのです。
これがマニュアル書作製の抑の発端でした。

しかし、いくら一通り手順を覚えたとは言え、
まだ未熟な面も多くあり、
自分自身が完璧とは言えなかったのと、
どんな風に作れば見易い構成に出来るのか、
レイアウトなどはどうするのかなどを考えると、
無から物を作るというのは
そう簡単なことではありませんでした。
その上、仕事が終わってからでは時間もあまりなく、
ただでさえ通勤に時間を多く取られていたため、
全くと言って良い程捗(はかど)りませんでした。

ようやく最後の頃になって少しずつ
どんな形にまとめるか決まり始めましたが、
その頃にはもうマニュアル書がなくても
作業をほぼ完璧に行えるようになっていて
自分としてはあまり必要性もなくなっていましたし、
しかももう退職を控えていたので
「自分にとって何の利点もないんじゃない」
と言われると確かにその通りでした。

ただ、序の口段階だったとは言え、
折角作り始めたものを途中にしたままにする
というのは性格的に気持ちが悪く、
最後まで作り上げたいという思いがありました。
それに、こういう作業は自分の
「人に説明しづらい趣味」の一つとしても挙げられ、
自分としては楽しんでいた所もありました。

また、自分が退職した後、
新たに配属される人のために
やはりそういう指針となるマニュアル書の存在は、
今後不可欠だろうと思いました。

そんな訳で退職後も少しずつ仕事の合間を見ながら進め、
一刻も早く完成させて届けてあげたいと思っていました。
最初はそんな感じでちょこちょこやっていたのですが、
何しろ手順が複雑なため、
一旦頭の中で実際の作業をいちいち回想して
確認しながら進めていたため、
それだけでも相当な時間が掛かりました。

しかもちょっとずつやっていると、
似たような作業なのに、
前出の文と言い回しが違ってしまったりして、
文章に統一性がなく、却って分かりづらくなるため、
またそれを後から直すというような
効率の悪さもありました。

このままではいつになっても終わらないと思い、
土日などにあまり予定を入れないようにして、
長い時間集中するよう心掛けるようになりました。
それでも気が散ったり、途中で眠くなったりして
なかなか捗らないので、本当にいつ終わるのだろうと
段々心配になってきた程でした。
期待してくれている分、いつまでもだらだらと
長引かせる訳にはいかなかったのです。

友達と遊びたいのも我慢し、
やるべき山積みの問題も後回しにし、
部屋の片付けやいろんな整理整頓なども後回しにして、
兎に角このマニュアル書を一刻も早く
完成させることに集中しようと思いました。

未だに夏服の大半は仕舞ったまま、
冬服は全く仕舞っていないという状況です。
プリンターやパソコン周りの埃も目立ってきています。
仕事をしていても、買い物をしに出掛けても、
ホーリーホックの試合観戦に行っても、
沖縄に行っても、ブログを書いていても、
いつもこのなかなか完成しないマニュアル書作りが
気になって頭にもたれ掛かっている感じでした。

早く完成させて、自由に羽ばたきたいと思いました。
流石にいい加減、段々と疲れてきました。
でも「何でも良いよ」と前の上司に言われても、
きっちりやり遂げたい性格の私は、
適当な物を作る気分にはなれず、
親に変な目で見られながらもコツコツ続けました。

それがようやく先週の土曜日になって見通しが立ち、
完成の日が近付いてきたことを悟りました。
でも感慨に耽る気持ちは起きませんでした。
ここまで来たら躊躇うことなく
一気に完成させるだけでした。
字面を何度も見返し、その都度推敲も行っていたので、
今更名残惜しい気持ちなど全くありませんでした。

迎えた今日、仕事がほとんどなかったため、
今日で決めるぞという気持ちで
ずっとパソコンに向かい続けました。
そして夜になり、ようやく完成の時を迎えたのでした。
構想から1年近くになるでしょうか。
本当は5月中には完成させるつもりだったのですが、
かなりずれ込んでしまいました。

本当は自分がこれを使いながら
作業出来れば良かったですが、
でも作ってみて思ったのは、
やはりちゃんと把握していたからこそ、
どういう風な文章にするべきかということが
頭で整理しながら出来たのだろうということです。

例えば、文章を打っている途中に、
「そう言えば、前にこの所は確かこう書いたけど、
あそこのやり方はこれとはちょっと違うんだよな」
と思い出したりして、
結構後から直す箇所が出てきたのですが、
複雑な手順のある一部の作業を、
瞬時に関連づけて思い出すというのは、
それなりに頭に入っていなければ
無理だっただろうと思うのです。

だから自分の頭で完全に理解出来ていたからこそ、
それなりの物を作ることが出来た訳で、
つまり、制作者がこれを見ながら作業するというのは、
どのみち最初から無理な状況だったと思うのです。

自画自賛するのは気が引けますが、
なかなか良い出来具合だと思います。
でもじっと見返していると誤字脱字とかを
見付けてしまいそうで嫌ですし(さっき見付けたし)、
もう何遍も読み返して気持ち悪いので、
もうさっさと印刷してファイリングしてしまいました。

完成したら爽快な気持ちになれると思ったのですが、
パソコンの見過ぎなのか、
脳温が異常に上がっていて若干興奮気味です。

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コメント

やったー!!
おめでとう!!
マニュアルが…という言葉がいつも男爵くんの口から漏れるので、気になっていました。
我がことのように嬉しい!
これで男爵くんを誘えるぞ~!(笑)

投稿: 笑 | 2007年6月19日 (火) 05時44分

原稿が出来上がった時点で、印刷はまた後日にしようかなと思ったのですが、ここまで来たら本当の意味ですっきりするためにも、勿体ぶらずに一気に刷り上げてしまおうと思い実行しました。
だいぶ浮かないじゃが太郎で、周りの方達にも迷惑を掛けてしまったかもしれないので、ようやく晴れ晴れしました。あとはこれを持って行けば全て終わります。

投稿: メークイン男爵 | 2007年6月19日 (火) 08時17分

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