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2007年6月20日 (水)

プリント配り

ふと思ったのですが、
学校で先生がプリントを配るという場面について、
よく、取り易くするために指をベロで舐めるため
思い切りプリントが濡れている、
というような漫才やコントを見掛けることはありますが、
僕はちょっと着眼点を変えて配り方に目を付け、
いろんな先生方を思い出しながら懐かしみ、
いつの間にか何となく分析してしまいました。

【きっちりタイプ】
まず教卓の上でトントンとプリントを揃えた後、
両手で手際よくプリントを少しずつ斜めにずらしていき、
枚数分を取り易くして端の列から正確に配るタイプ。
廊下側から配る派と窓側から配る派などに分かれる。

【不器用タイプ】
きっちりタイプを原型としながらも、
なかなかうまくプリントをずらせず、
数えるのに手間取ってしまうタイプ。
新人教師や見様見真似でやってみる生徒に多い。

【微妙にきっちりしていないタイプ】
きっちりタイプを原型としながらも、
いつも何列かは1、2枚過不足が出てしまうタイプ。
生徒「先生、1枚足りません!」
先生「どっか後ろで余ってたら横に回して」
というやり取りが頻繁に起こる。

【大雑把タイプ】
とりあえず列ごとに大体の人数分を配ってしまい、
後ろで微調整させるちょっと投げやりタイプ。
枚数を数えないでいきなり配るので
たまに最後の方の列ばかり異常に余ってしまうことも。
「後ろで余ったら、足りない列に回して」
と最初から言い切ってしまうことで
わざと適当に配っていることを強調し、
「先生、足りないんですけど」
と生徒から言われるのを最初から想定した上で、
暗に「自分達で何とかしなさい」と言うことで、
苦情は一切受け付けない姿勢も忘れない。

【人任せタイプ①】
入口(廊下)側の一番前の生徒や、
学級委員などにプリントをまとめて手渡し、
自分の代わりに配らせるタイプ。
先生に比べ、不慣れな生徒は「不器用タイプ」
であることが多いが、
中にはそんな先生に経験を積まされすぎ、
かなりの手捌きの良さを習得してしまう生徒も居る。
また、配るプリントの種類が多いと、
一番前の席に座っている生徒達に
1種類ずつ手渡して配らせることもある。

【人任せタイプ②】
人任せという点は①と同じだが、
廊下側あるいは窓側の一番前の生徒にまとめて渡し、
各列の一番前の生徒達の間で
順に回していくという点が異なる。
このタイプの先生の決まり文句は、
「自分の列の人数分取ったら横に回して」である。
人任せなのに生徒が全員座ったまま
配れるという利点はあるが、
各列の一番前の生徒全員が人数分のプリントを取る
という作業を強いられるので、
不慣れな「不器用タイプ」の割合が高くなるため、
それぞれの列で手間取り、
全員に行き渡るまでにかなり時間が掛かる
という最大の欠点がある。

【時間節約タイプ】
大雑把タイプと人任せタイプ①もしくは②を
組み合わせて時間節約を図るタイプ。
少しでも配る時間を節約するため、
窓側と廊下側の両端の一番前の生徒に、
適当に全体の半分くらいをまとめてそれぞれに手渡し、
両端から半分の時間で配ってしまおうというタイプ。
「人任せタイプ②」より遙かに早く配れ、
しかも先生は楽できるというかなり頭脳的な作戦である。


色んな先生に教わってきた学生時代ですが、
こうしてプリント配り一つを取っても
如何に多種多様な先生方と会ってきたかが窺えますね。
ここに挙げたタイプ以外にもまだあると思いますし、
プリント配りとは違いますが、
冊子作りをするのが面倒で、
全ページ分を並べて一人ずつ順番に取らせ、
最後にホチキスで留めさせて自分達で冊子作りをさせる、
なんていうこともあります。

この他の苦労としては、
稀に紙が重なったまま印刷され、
白紙の紙が入っていたりすると、
先生としてはきちんと人数分刷ってきた筈なのに
足りなくなるなんてこともあったり、
足りなかったと思っていたら、
2枚重なって持っていたことに生徒が気付いて
やっぱり足りていたとか、
本当にちょっとしたドラマがそこにはある訳ですね。

いずれにしても、
やることの多い先生方が自分達で工夫して、
それぞれの個性をいかんなく発揮されている
一つの例がこのプリント配りなのかもしれません。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

私のタイプがありませぬ。
ということは、かなり変わった型かと…
(人数10人超くらいの塾です)

手作りプリントのため、毎回のプリント配り。
一人一人に私自身が手渡してゆきます。
渡しながら生徒とコミュニケーションをとるのがミソ。
「ほら、これが欲しいか…何?いらぬとな。よし、このプリントのおまけ付だ。何?もっとあげようか?」
「これが欲しかったら、はいジャンプ!おっと、惜しいね、こっちだよ。あ、取られた」

こんな渡し方する教師は…やっぱりいないよね。(爆)

投稿: 笑 | 2007年6月21日 (木) 10時55分

あまり居ないと思います(^_^;)
笑さん講師と少人数ならではですね。

僕の場合、小中高と大体1クラス40人前後だったので大体これらのパターンでしたね。
今は副担任を付けたり、1クラスの人数を減らしたり、少子化で複式学級になったりして、珍しくなりつつあるかもしれません。

投稿: メークイン男爵 | 2007年6月21日 (木) 16時42分

私は「微妙にきっちりしてないタイプ」かな~。

>足りなかったと思っていたら、
 2枚重なって持っていたことに生徒が気付いてやっぱり足りていたとか、

わかるわかる~って思っちゃったよ。
でもこういう場合を考えて、1,2枚多く刷ったり、教室にコピー機能付きのプリンタを用意してます。
結構苦労してるのだ。

投稿: 酔倒 | 2007年6月21日 (木) 22時26分

なかなかぴったり配るというのは難しいですよね。正確性と同時にスピーディさも求められますからね。

大概この場合のやりとりとしては、
生徒「先生1枚足りません」
先生「おかしいなぁ。2枚多く刷ってきたから逆に余る筈なんだけど。誰か2枚持ってない?」
生徒「先生、ここ足りません」
先生「え?もう1枚足りない?おかしいなぁ。」
生徒「先生、ここも足りません」
先生「え?もう1枚足りない?ちょっと、2枚持っていないかもう1回よく見てみて」
「先生、ここ1枚余ってました」(以下略)

教室にプリンターまであるんですか?便利ですね。
先生、頑張って下さい。

投稿: メークイン男爵 | 2007年6月21日 (木) 22時38分

そうかあ…
40人いたら、プリントを配るだけで授業時間がなくなっちゃうねえ。(汗;)
まあ、うちの場合、一斉に配るわけじゃないし、入っている度に渡すだけなので出来る技ということで…

投稿: 笑 | 2007年6月22日 (金) 05時43分

そうですね。特徴に合っていると思います。
更にここでプリントを後ろに回す時にもドラマが。
全然後ろを見ずに渡す人とか、それに気付かないで後ろの人と喋ってて前の人が怒るとか、なかなか1枚だけめくれなくて手間取るとか、いろいろあるんですよね。

投稿: メークイン男爵 | 2007年6月23日 (土) 00時35分

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