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2007年8月30日 (木)

HH観戦記2007 vol.17

20敗一番乗りを果たしてしまってから、
1勝2分けと負けずに持ち堪えてきた水戸。
遂に勝ち点差で12位に1と迫り、
長かった最下位脱出の瞬間が近付いてきました。
去年までの楽天ではないですが、
行き着く所まで落ちてしまって
もうこれ以上下がることはないので、
良い意味でも悪い意味でも開き直ってゲームに臨め、
戦術や選手をいろいろ試したり出来るので、
最下位の方が気が楽な面はあると思いますが、
やはり「最下位に低迷している」=「弱小チーム」
というイメージを一般的には持たれると思うので、
折角良い試合をしているのに
そう思われるのは切ないものがあるので、
やっぱり最下位脱出というのは気になる所でした。

さて、今日の相手はJ2で目下首位を快走中。
前々節のホームで負けたことにより、
今季ホームでの不敗記録が
16試合で止まったらしいですが、
ここまでの成績は21勝8分け4敗で勝ち点71、
更に51得点、24失点という堂々たるものです。
対する最下位を独走中の水戸は対照的に、
今季どころか昨季の9月9日で勝利を挙げて以来、
およそ1年近くホームの笠松で勝利を挙げておらず、
ここまで4勝9分け20敗で勝ち点21、
21得点で51失点という惨憺たる内容です。
このまさに真逆の成績の首位と最下位チームの
対戦となった訳です。

次のホーム戦が9月9日ということで、
今節のホーム戦で勝利を納めないと、
ホームの笠松で丸1年間勝利を挙げられなかったことに
なってしまうという危機的かつ記録的な状況でした。
順位と同様、ここまでどん底状態になると、
むしろこのまま行き着く所まで行って
記録を作った方が良いのではないか、
という気にさえなってきてしまいます。
でもやはり足繁くホームに駆け付けるファンの為にも、
相手が首位だろうとここで勝って、
この悲惨な記録を打ち破って欲しいと切に願いました。

こんなに笠松に観に行き続けているのに、
だいぶ長い間勝ち試合を観ていないのです。
もうその喜びの瞬間はとうに昔の記憶といった所です。
フラストレーションが溜まる心境は既に通り越し、
一戦一戦全力で応援するだけの状況になっています。
最下位脱出の為にも、
ホーム・笠松で歓喜の瞬間を味わう為にも、
今日こそは勝って欲しいと思って観戦に臨みました。

この所、先発のFWは塩沢選手と岩館選手という
2枚で臨む試合がほとんどでしたが、
今日は怪我から回復したと思われる西野選手が、
岩館選手に替わってスタメンに入りました。
私も今日は平日ナイターということで、
サポーターが少ないということもあり、
初めて応援団のご起立応援に混じってきました。
前節のアウェイ鳥栖戦での経験で、
少し怖い物知らずになってきたせいもあるのですが、
最初は恐る恐るながら徐々に全開で乗ってきました。

試合開始直後は相手に攻め立てられたものの、
徐々に押し始めた水戸は良い形を作り始め、
前半10分に右サイドからのクロスを
FWの塩沢選手が頭で合わせゴールを奪いました。
首位チームから先制点を奪ったことで、
今季笠松初勝利を渇望するスタンドは
この大きな得点シーンに沸きに沸きました。

やはりゴールを生で目の前で観るのは気持ち良いです。
そんな余韻に浸り、興奮冷めやらぬその僅か1分後、
一瞬のパスミスから守備の隙を突かれて
相手FWをゴール前でフリーにしてしまい、
痛恨の同点ゴールを許し、
一瞬にしてスタンドの盛り上がりがかき消されました。
これが得点力の高いチームなら気にしないでしょうが、
なかなか得点を奪えないチームにとっては、
苦労して挙げた先制点をフイにされるのは
かなり落胆させられるもので、精神的に応えました。

このままずるずるといって、
拙攻を繰り返して得点が奪えないまま、
逆に逆転ゴールを決められて負けるというのも、
今までのパターンからすれば有り得る話でした。
それでも攻め上がる形は相変わらず良かったので、
「これがゴールに結び付けば良いんだけど、
惜しい所まで行ってもなかなか決まらないんだよなぁ」
などと思いながら観ていると、
前半16分、ゴール前に上がったクロスに、
今度はGK正面のFW西野選手が頭で合わせ、
またもやゴールネットを揺らす瞬間を観られたのでした。

僅か数分の間に先制し、同点に追い付かれ、
また勝ち越し点を、それも珍しくFW2人で決めるなんて、
今日は一体どうしたんだろうと嬉しくなりました。
それくらい奇妙な現象に近かったのですが、
早い時間帯に再び勝ち越した意味は、
かなり大きなものでした。

全力応援をすると物凄く疲れるため、
前半25分くらいでかなりへたばっていて、
試合の経過がかなり遅く感じられましたが、
選手達に気合いを乗り移らせるつもりで、
兎に角気迫の声援を送り続けました。

後半に入ると、
相手はパワーでやや荒い攻撃を仕掛けてきて、
ロングボールや素早いカウンターで、
水戸が攻め込まれる場面が再三ありましたが、
何度も冷や冷やさせられながらも、
最後は守護神本間選手のファインセーブなど
堅い守りできっちり守っていました。
また、水戸も3度程ゴール前でフリーになるなど、
追加点の決定機がありましたが、
拙攻で追加点を奪えませんでした。
これが確実に取れていたら、
もっと優位に試合を進められていたと思いますが、
それでも選手達は各々がよく動き回り、
やるべき役割をしっかりこなしていたように思います。

後半35分頃からは押し込まれる時間帯が多くなり、
勝利を勝ち取るためにも正念場の時間帯で、
凄くハラハラしていたのですが、
私は選手に気合いを乗り移らせるべく、
最後の力を振り絞って声援を送り続けました。
それはもう、西城秀樹さんもびっくりなハスキーボイスで
魂を声援に込めたのでした。

ロスタイムの4分も物凄く長く感じましたが、
最初の2分くらいを凌いだ後は、
刻々と近付いてくるその時を確信しました。
そして終了の笛が鳴った瞬間、
笠松で1年近く勝てなかった呪縛から解き放たれ、
このホームの地で選手とファンが
最高の喜びを分かち合うことが出来たのでした。
いつも萎れている選手の姿が、
今日は明るさと喜びに満ち溢れていました。
この時を長い間待っていました。
やっぱりこの瞬間が最高です。
この瞬間があるから応援や観戦はやめられません。
本当に長い間待たされました。
そして同時に、数ヶ月間守り続けた最下位の座も
とうとう明け渡すことが出来たのでした。
まだまだここから借りを返さなくてはいけませんが、
これからは余計なことを考えずに集中出来ると思うので、
一つ一つ勝ち星を積み上げていって欲しいと思います。

試合前は、潰れた喉も治り掛け、
筋肉痛も治っていたのですが、
今日の熱い応援のせいで再び喉が潰れ、
腹筋や背筋にも若干痛みを感じています。
また、天気予報では確実に雨になるような話
だったようですが、
またしても天候に恵まれました。
何となく予報が外れる予感はしていましたが、
本当に今日は久し振りに最高の気分で帰れました。

第3クールも残り2試合なので、
この勢いのまま第4クールへ突入して欲しいです。

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コメント

私も体中が痛い…
鳥栖のときは痛くなかったんだけどなあ…
やっぱりホーム笠松初勝利のために力が入ったのかなあ…

長かったですね、この瞬間。
普通は第一クールで1回は勝っているので、ここまで待たされるなんて!
でも最高の形で勝利を見ることができました。

最近いい動きをしていて、先取点を取る、そして引き分けるというもったいないゲームが多かったので、もしや!という気もしないではなかったですが、首位札幌相手に勝つとは…
ますます水戸ホーリーホック、ほれこんでしまいました。

投稿: 笑 | 2007年8月31日 (金) 06時07分

笑さんの仰せのとおり、「勝利への道」が長かった・・・。

巻き返しはこれから。

次のC大阪戦、鈴木和裕選手・ビジュ選手がおりません。

厳しい試合となりますが。

今回のように「積極的」にいけば、勝利をもぎ取ることもできます。

是非、頑張ってきて欲しいですね。

投稿: 為五郎 | 2007年8月31日 (金) 18時18分

>笑さん
アキタさんの言葉をお借りすれば、鳥栖では全力じゃなかったとか?…なんて、冗談ですが、昨日チラ見した感じでは鳥栖よりも更に力が入っていたように感じましたよ。
札幌は力もあり、俊敏さもあり、もしあそこで点が入っていなかったらこの結果にはなっていなかったかもしれませんね。負けない強さがあるということは強いチームの証だと思います。

>為五郎さん
怪我に加えて出場停止選手がいるというのはかなり厳しいですよね。
私は順位で最初から優劣をつけて結果を予測することはしません。傍目からは大金星なのかもしれませんが、懸命にやる以上どのチームにも勝利の可能性があるのがリーグ戦だと思います。
と言っても、最下位を脱出したとは言え、基本的にどのチームも自分らより上位ですから、どこと当たる時も胸を借りることになります。選手たちは順位云々など気にしていないと思いますが、全力で自分たちの力を出し切って欲しいですね。

投稿: メークイン男爵 | 2007年8月31日 (金) 19時08分

あ、見てたのね。(汗;)
最後は夢中でしたから、自分が何をやっていたかは…
はい、鳥栖では全力ではなかったかも…
中心部に持っていかれた男爵くんに見とれていたから。(笑)

投稿: 笑 | 2007年8月31日 (金) 19時16分

前回のホームでの逃げ切り失敗があっただけに、尚更力が入りましたよね。懸かっていたものが違うだけに、ありったけの力を使った感じでしたね。

投稿: メークイン男爵 | 2007年9月 1日 (土) 04時18分

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