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2007年10月 2日 (火)

盛り上がり不足と言われるプロ野球

北海道日本ハムファイターズが3日前に
球団史上初のパ・リーグ連覇を果たしましたね。
昨季オフにチームの顔であった新庄選手の引退や
小笠原選手、岡島選手の移籍などにより、
大幅な戦力ダウンと言われ、
今季は一時期最下位も味わうなど、
前年度優勝チームながら苦労したと思いますが、
交流戦で一気に貯金を増やして順位を上げ、
俄然ペナントレースが盛り上がりました。
ロッテ、ソフトバンクとの僅差での首位争いは
見応えがあってどうなるかと思いましたが、
最後は日ハムが力強さを見せて一歩抜け出し、
そのまま連覇を成し遂げました。
今季限りで退団するヒルマン監督の采配は
確実に日ハムを強豪に押し上げたと思います。

また、セ・リーグは好調だった横浜などを
更に上回る好調さで巨人が早くから首位に立ち、
交流戦でもまずまずの成績を残し、
安定した戦い方を見せて一時独走状態になり、
このまま最後まで行くのかと思いきや、
最大12ゲーム差離され4位に甘んじていた阪神が、
10連勝を含む凄まじい追い上げを見せ、
急に調子を落とし始めた巨人との差が
じわりじわりと縮まっていったことで、
こちらも俄然ペナントレースが面白くなってきました。

遂には中日を交えた3チームが
0.5ゲーム差の中に犇めくなど、
1週間のうちに3チームが代わる代わる
首位に立っては3位まで一気に転落するというような、
史上稀に見る激しい鬩(せめ)ぎ合いとなり、
如何に首位争いに踏み止まれるかの我慢比べは、
白熱していてレースの行方が読めない所が
面白かったですが、
残念ながら阪神が終盤に来て
まさかの8連敗を喫するなど力尽き、
優勝の可能性が消滅したことで
2チームに絞られてしまったので、
もうちょっと阪神が粘ってくれていたら、
本当に最後まで面白かったと思います。

僅差の競ったレース展開やゲーム展開を
確実にものにするイメージのある中日が
最後に底力を発揮しそうな気がしましたが、
最後の天王山で巨人が勝ち越したことで
流れが一気に巨人に傾き、
2位の中日に先にマジックが点灯しながら
巨人が圧倒的優位に立つことになりました。
タイトル争いにしても優勝争いにしても、
試合数をやや多く残している方が
有利な場合が多い印象があったのですが、
今季の中日にとってはそれが徒となり、
残り試合が僅かになって身動きが取れなくなっていた
(勝利数をほとんど伸ばせなくなっていた)巨人に対し、
より多くの試合を残している中日が
そのほとんどを勝たなくてはいけなくなったのは
相当プレッシャーになっただろうと思います。

結果的に先に勝利を多く積み上げていた巨人が
逃げ切って今日優勝を決めるという形になりましたが、
タイミング良く流れと運を掴めたかどうかという、
中日や阪神にとっても紙一重の所だったと思いますし、
接戦で持ち続けるモチベーションというものの大切さが、
例年以上に問われたシーズンだったと思います。


話は多少変わりますが、それにしても、
ここ数年のプロ野球の人気低下の原因の一端と言われる
「勝てない巨人」が今季は早々に強さを見せ、
盛り上げていたにも拘わらず、
野球中継の少なさは相変わらずで(むしろ更に減った)、
放送時間の延長などは皆無に等しく、
巨人の優勝が決まる可能性のある
今日、明日の東京ドームでの巨人戦が地上波で
放送されないという異例の事態が起こった所を見ると、
もう以前ほどは盛り上がっていないのかなという
寂しさを感じずには居られません。

パ・リーグが導入したプレーオフ制度によって、
確かにこの3年のシーズン終盤は盛り上がりました。
3位以内に入れば優勝の可能性もあるということで、
AクラスどころかBクラスまでも巻き込んだ
接戦を期待出来ることになり、
結果的に成功したと言えますが、
レギュラーシーズンの1~3位という価値が、
あくまでプレーオフでの有利なアドバンテージを
得るための順位という不安定なものになったため、
絶対1位を目指すことへのモチベーションが
多少なりとも下がってしまったことは
否めないと思います。

しかし、この欠点を補いつつ、
やはりシーズン終盤を盛り上げようということで
考えられたと思われるのが
セ・パ共に今年から導入が決まった
クライマックスシリーズです。
レギュラーシーズン1位チームをリーグ優勝チームとする
という従来の制度を残しつつ、
日本シリーズ出場権を両リーグの
クライマックスシリーズの覇者同士に与えるというもので、
これならばリーグ優勝そのものは以前のように
ペナントレースの結果によって確約されるので、
「安心して」1位を目指して戦うことが出来ます。

しかし、リーグ優勝という栄冠を掴む為に死力を尽くし、
その先にある「どちらが日本一なのか」という、
チームとリーグ代表としてのプライドを懸けた戦いが
これまでの日本シリーズの醍醐味であって、
今年はそれが3位チームにまで可能性があることで、
3位以内を目指すという意味ではモチベーションが
上がるチームは出てくるでしょうし、
より多くのチームがそれに絡めることになりますが、
1位に近ければ近いだけ、
不満が出てきてもおかしくはないと思いますし、
どこか今一つ盛り上がりに欠けるのは、
そういった「1位を逃してもまだ日本シリーズに
出られる可能性がある」という心境的なゆとりが、
もしかしたら影響しているのかなという気もします。
マジックも、「優勝マジック」と
「クライマックスシリーズ進出マジック」の2つが
同時に使われるという分かりにくさもありますし。

ただ、他のスポーツで言う
敗者復活戦に近いものがあるので、
そう考えるとクライマックスシリーズ制度が
必ずしも「1位チームにとって不公平な制度」
ということになる訳ではないとは思いますが。

また、レッドソックスの松坂投手が
日本人のメジャー新人としては最多となる15勝を挙げ、
200投球回、200奪三振という大きな数字も残し、
入札の時から常に話題の中心に居た
日本の「怪物」が大リーグでもしっかり結果を残しました。
首位打者を逃したイチロー選手も、
新人から7年連続で第一線で活躍し続け、
大リーグの歴史に大きな足跡を残し続けています。

ただ、彼ら日本人メジャーリーガーの活躍を見ると、
主力選手の海外移籍に伴って成績不振に陥り、
苦しんでいるチームが出ていることも思い起こされ、
彼らには活躍して欲しいが、
プロ野球の人気や活気ということを考えると
素直に喜んで良いものなのかという
複雑な気持ちにさせられます。

きっとこういった色んな問題が絡み合っていて、
一口に何が人気低下の原因だとは
断言出来ないのだろうと思いますが、
やっぱりプロ野球は盛り上がっていて欲しいです。

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コメント

巨人ばんざ~い!

しかし、パリーグは西武であってほしかった…
まさか下から2番目なんて…泣

プロ野球は見ないくせに、結果だけ気になる笑でした。

投稿: 笑 | 2007年10月 3日 (水) 14時22分

僕はBSフジで見てました。最後はエラーもあって一気にサヨナラとなりましたが、粘り強さと運を結集したような9回裏の攻撃でした。

西武は松坂投手と松井選手が居ないのはやっぱり大きいですよ。涌井投手は頑張りましたけどね。
楽天(特にマーくんと山崎選手)の健闘も密かに目立ったシーズンでしたね。

投稿: メークイン男爵 | 2007年10月 3日 (水) 20時17分

マーくんは11勝目で、新人王、当確ですよ、嬉しいですねえ…

投稿: 笑 | 2007年10月 4日 (木) 09時44分

ハンカチ王子も注目を浴び続けていますが、マーくんも一年間ローテーションを守って、高卒でいきなり活躍するとは素晴らしいです。
2年目のジンクスなど吹き飛ばして欲しいです。

投稿: メークイン男爵 | 2007年10月 4日 (木) 22時27分

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