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2007年12月 2日 (日)

HH2007ファン感謝デー

今日は水戸ホーリーホックの「2007ファン感謝デー」が、
常磐大学体育館にて開催されました。
例年この時期の開催なのですが、
今季は当初10月下旬に行われる予定だったのが
雨天延期となったことを受けて、
常磐大学の協力を得て、
今までと趣向を変えた雨天の心配のない室内で、
初めて開催することになったようです。
私としては地元の大学なので馴染みはあったものの、
構内に入ったのは今回が初めてでした。
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また、昨年のファン感謝デー(通称:ファン感)は
ファンクラブ会員限定イベントの一つだったため、
会員でないと参加出来ないということで、
この対応に非会員などからクレームがあったようで、
それもあってのことだと思いますが、
今年は誰でも参加出来ることになりました。
きっと集まるのは100人くらいかなと思っていたのですが、
その予想を遙かに上回る400人くらいが詰め掛け、
今までより確実に人数が増えていたので、
密かにサポーターも増えてるんだなぁと思いました。
ファン感がオープンになった影響も
大きかったと思います。

さて、冒頭で社長らの挨拶があり、
前田監督の去就問題を含む、
来季人事の一連の騒動についての言動に
注目が集まりましたが、
社長の話し振りでは現時点では述べられないものの、
近々正式に発表するというニュアンスでした。
「予断を許さぬ曖昧な状況はまだ続くのか」と
思いながら監督が挨拶する番を迎えました。

ところが、ここで話は思わぬ展開へ。
監督が冒頭から自らの口で、
以前に退任要求を受けてから
苦悩の日々を送っていたことを語り出し、
そしてつい昨日も続投したい旨を伝えたものの、
首が縦に振られることなく、
最早解任決定は覆せないことを告白したのです。
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それはあまりにショッキングで悲しい告白でした。
敢えて社長は去就問題についての
この場での明言を避けようとしていたにも拘わらず、
監督自らがこれを破ってまでして吐露したのは、
それだけまだ自分の中では
遣り掛けの問題が多く残っていて手応えもあり、
それを全うするためにも
来季への強い意欲を持って続投を懇願したのに
結局要求を聞き入れて貰えなかったという無念さ、
悔しさを滲ませているようでした。

体育館は一瞬にして悲しい雰囲気に包まれました。
時折、監督は声を詰まらせる場面もあり、
この5年間の思いが脳裏を過っていたのだろうと思います。
私もファンになってからずっと前田監督なので、
彼以外が監督になるということは考えられませんし、
実際の所、本当に垣根がなく親しみやすい人柄で、
人情味溢れる、ファンやチーム思いの知将なので、
むしろ水戸にとって彼が監督であるだけで、
大きなプラスとなっていたことは明白であり、
サポーターからも絶大な支持を得ていました。

例えば、福岡ソフトバンクホークスの王監督も、
最初は何年も成績が低迷しながらも
じっと辛抱して土台を築き上げ、
それが長い時間を掛けて実を結び、
現在も名指揮官としてチームを支えていますが、
水戸も今まさに同じく成長の時を迎えており、
前田監督が目指すチーム作りが、
ようやく形になり始めたかなという所なので、
このチームはこれからもっと良くなっていく筈ですし、
そのためにもまだ指揮を続けたいという意欲を
強く抱いているのが伝わってきました。

逆に言えば、これだけ悪い条件の中で、
責任を放棄したくなってもおかしくないのに投げずに、
それを理解し、道が開けるまで責任感を持って
尽力してくれようとしている監督を
チームの方から切るというのは、
フロントは全く何を見ているんだと
憤りを感じずには居られません。
そのため、こうなる事態を絶対に防ごうと
必死でサポーターも抵抗してきたのですが、
解任の意向を撤回させることは出来ませんでした。

前田監督としては駆け付けた大勢のファンの前で、
ファン感のムードが重くなる危険性を
承知の上で敢えて自ら語ることで、
自分の思惑とは裏腹に、無念の退陣であることを
強く訴えたかったのだろうなと感じました。
フロントへの最後の抵抗を見せる意味でも、
ファンへ最後の別れを告げる悲壮な決意を持って、
なかなか見えて来なかった去就問題の舞台裏を
暴露したのだろうと推し量られました。


そんな衝撃的な幕開けで始まったファン感は、
普段見せない選手の面白い面がたくさん見られ、
大いに楽しませてくれました。
どの選手も1年間の長丁場の戦いを終えた解放感からか、
目一杯この時を楽しんでいるようにも見えました。
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しかし、やがてこの和やかな一時も終幕を迎えました。
公表はされていないものの、
もう選手の中には既に来季の契約を結ばない旨を
告げられている選手が居るのは間違いないようでした。
「来年も活躍期待しています!頑張って下さい!」
という言葉が彼らにとってどれだけ返事に窮するか、
それを考えると切ないものがあります。
きっと、ファンの前ではその寂しさを見せまいとして、
ファン感を精一杯楽しんでいた選手達も
少なからず居たのでしょう。

事実、既に一人の解雇が判明し、
監督の解任と同様、相当ショックを受けました。
彼もまた涙ぐみ、感謝の言葉を伝えてくれましたが、
馴染みの選手がまた一人チームを去るのは辛いです。
そんな様々な気持ちの交錯したファン感でした。
選手の入れ替わりの激しい水戸にとって、
毎年のことではあるのですが、
これからの時期が一番辛いです。
何より、監督解任という非情な判断が一番辛いですが。

ファン感終了後、監督の下に一部のサポーターが集まり、
監督の話に耳を傾け、最後に記念撮影をしました。
そして、締めに監督の胴上げが行われました。
サポーターから示せる精一杯の感謝の気持ちが
自然とそうさせるのでしょう。
本当はJ2で優勝して胴上げしてあげたかったです。

この様子を見ていたであろう社長の目には、
このような光景がどのように映っていたのでしょう。
目障りで下らない集まりに見えたでしょうか。
経営は情に左右されてはいけないと見て見ぬ振りをし、
正しい判断だったと頑なに信念を貫いていたのでしょうか。
今後どうなっていくのかは
その時になってみないと分かりませんが、
ここまでの断固たる決断を下したからには、
チームがより良くなっていくことを願うばかりです。


☆★ヘルシオーレ!メモ★☆
・睡眠時間:4h ・脈拍:65回/分 ・体温:35.8℃ ・体重:62.8kg

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コメント

ファン感謝デーは、楽しいことと悲しみが共にあるということを去年知りました。
だから監督さんや選手さんとあまり関わらないようにしてきたのですが、水戸というチーム、監督&選手とサポの距離がとても近い。
心がコアサポになっていくにつれて、監督や選手との距離を自ら縮めていたことに、昨日改めて気づきました。
サポはどういう状態であろうと水戸ホーリーホックを応援しなければなりません。
悲しみは乗り越えて、前に向かって行こうと決めました。
眠れぬ夜でした…

投稿: 笑 | 2007年12月 3日 (月) 12時39分

今年は半分以上の試合をスタジアムで観戦してきた訳ですからね。かなり情も移ってますよね。折角形成された輪が、またばらばらに崩されるのは辛いですが、いつか安定したチームになれる日まで、変わらず応援していくしかないですね。

投稿: メークイン男爵 | 2007年12月 3日 (月) 21時43分

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