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2009年1月17日 (土)

導火線に火が付いた・2

平成19年6月2日に施行された改正道路交通法により、
「普通自動車」と「大型自動車」の区分を変更した上で
「中型自動車」という区分が新たに設けられたことに伴い、
それ以前に普通免許を取得した者に対しては、
経過措置として「8tまでに限る」という条件付きで
中型免許へ繰り上げられる対応が取られた。

私のように法改正以前に普通免許を取得した人で、
改正以降に免許更新した人は、
条件欄に「中型車は中型車(8t)に限る」などという一文の
記載と共に所持免許も普通から中型に自動変更されている。
最後の更新が改正前という人は「普通」のままだが、
これも最長でも平成24年6月1日までには皆変更される筈だ。
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父に言われてから「近い将来、大型免許を取らねば」
という思いこそ頭に刻み込まれていた私だったが、
あくまで大型を持っている人を見ると
「凄いなぁ」と思う側の人間であって、
依然として自分に取れるような資格ではない
という畏敬の念を強く抱いていた。
まして、教習所や試験場で使われていた大型車は
法改正に合わせて一回り大きいサイズに変更されたり、
よりしっかりとした技能や知識を修得させるために
一段と基準が厳しくなったという情報も得ていたので、
尚更踏み込み難い世界の話のように感じた。

けれども、既にこれまでも述べてきたように、
状況的に挑戦すべき時機が来ているようにも思えた。
背中を押される思いがして、
思い切ってHPで近くの自動車学校を数校調べてみた。

余談だが、私が普通免許を取ったのは
大学2年に進級する直前の春休みで、
茨城に帰省して合宿プランで取得したのだが、
2週間ちょっとという短期間で卒業出来たことや、
いちいち自分で配車予約などを取ってスケジュールを組む
というような面倒な手間が一切なく楽ではあったが、
自分の運転技能のなさが惨めになる程教官に怒られ、
かと言って教習所併設の宿泊施設に缶詰状態で、
せいぜい歩いて行ける範囲で買い出しに行くことしか
楽しみを見出せないような生活は本当に地獄のようだった。

免許が無事取れたことで苦しみは全てご破算になったが、
またここにお世話になろうという気持ちはなかったし、
今度は合宿プラン(メリットは多いがその分割高になる)
に拘っていない以上、
わざわざ家から遠いこの教習所に通う理由もなかった。
という訳で、コネも情報もないので
取り敢えず長いものに巻かれておくのが無難かと思い、
最終的に地元で一番メジャーな教習所に行くことに決めた。


最初は大型免許を取るつもりで
免許取得に係る料金や教習時間などを調べていたが、
それなりにお金や時間が掛かることが分かった。
それに、てっきり大型を取れば中型の8t限定も
自動的に解除されるものだと思っていたのだが、
あくまで中型8t限定はそのままだと知った。

一見すると「何で8t以上の車を運転出来る大型を取っても
中型は8tまでしか運転出来ないの?」という疑問が起こる。
勿論、大型免許を持っていれば8t以上の車も運転可能だ。
私もこのからくりの意味がなかなか理解出来ず散々調べた。
その結果、これはどうやら交付や更新の際の適性検査において
中型以上では普通の視力検査に加え、
深視力というものの検査が課せられるのだが、
加齢や何らかの理由でこの検査が通らなくなると、
深視力を要する免許は取り消しとなってしまうようで、
そうなってしまっても、深視力を必要としない普通免許や
法改正の経過措置である8t限定中型を持っていれば、
基準を満たす車の運転は引き続き認められるという訳で、
見掛け上は上級免許が下級免許の範疇を包含しているようでも
それぞれの免許は別個の意味合いを持って存在している
と捉えるべきなのだと分かった。
だから、法改正前に普通と大型免許を所持していた人も、
8t限定中型と大型免許所持という表記になったという。

そこで改めて自分の免許証を見てみると、
「8tに限る」という限定条件が目障りに思えた。
大型取得でこの限定条件が消えるなら
いきなり大型に挑戦しても良かったのだが、
消えぬなら完全な中型免許にしてすっきりさせたくなった。
更に、中型の8t限定解除審査について調べてみると、
最短で5時間の教習を受ければ良いということを知った。
料金も決して安くはないが、
大型を取得するよりは遙かに手頃だった。

それに、中型を取っておけば乗車定員11人以上29人未満、
車輌総重量5t以上11t未満(8t限定とはここが8t未満の意)、
最大積載量3t以上6.5t未満(世間的に言う「2tトラック」や
「4tトラック」の「~t」はこの最大積載量のことを指している)
の車が乗れるようになるので、
取り敢えず仕事の内容的にも困ることはないように思えた。
「大型はかなり手強そうだから、
一先ず中型の限定解除だけやっておこう」と考えた。


ところが、また何日か経ってからそのHPを覗いてみると、
最初見た時には記載のなかった新プランが用意されていた。
中型8tの限定解除と大型免許取得を連続教習で行うと、
別々に取得するよりも得になるというのだ。
通常は入校する度に掛かる入会金の支払いが、
連続なら最初の入校時だけで済むためだという。
更によく調べてみると、
中型8t免許所持の状態から大型免許を直接取得するよりも
限定解除して尚且つ大型を取得した方が料金が幾分安く、
また所持免許のグレードがちょっぴり上がることで、
その分大型の教習時間も短くなることが分かった。

「中型8t限定を解除出来て更に大型も取れて、
尚且つその方が大型だけを取るより料金が安いと来たら、
絶対にそっちの方が良いに決まってる」と思った。
「大型は後回しにしよう」と一度は決めていたが、
「どのみちいずれ取る予定があるのだから、
それが早いか遅いかの違いだけだし、
こんなプランが出来たのは後押しされているんじゃないか?」
と思えてきたのも無理はなかった。
それでも大型免許に対する畏敬の念は
相変わらず根強かったのだが、
後日このプランを申し込んだのでもう後には引けなくなった。
でも、なかなか勇気が出なかったので良いきっかけになった。


今までにも2tロングトラックなら運転したことはあったし、
車高の高めなワゴン車も頻繁に運転していたのだが、、
実際に中型車を目の前にすると車長が長いことにびびり、
車幅も結構広くてなかなか車輌感覚が掴めなかった。
それに教習所など6年半振りくらいだったので、
気付かぬうちに身に付いてしまった変な癖を指摘されまくり、
教習所場内のコースに慣れるのにも苦労した。

「後退」以外で一番苦労したのは「路端停止」という項目で、
左側の白線から30cm以内に前後の車輪を寄せて
停止させなければならないのだが、
なかなかその感覚が掴めず苦労した。
けれども、普通免許の合宿プラン経験者として、
体の感覚を忘れないうちに続けて乗った方が
早く上達するという持論を持っていることもあって、
可能な限り短期間に配車の予約を取ったので、
半月程であっと言う間に教習は終わり、
運転に慣れてきた所だったがまずは限定解除に成功した。

これで完全に中型免許所持者となった訳だが、
8t限定を解除した後で知ったことだが、
先程も書いたように中型免許では大型免許同様
深視力の検査が義務付けられており、
仮にこの検査が通らなくなった場合は免許を取り消され、
5tまでしか乗れない現行の普通免許のみ所持
という扱いになってしまう。
これが、経過措置の8t限定免許のままにしておけば、
呼び名は違えど旧普通免許と内容は同じであり、
深視力の検査は関係ないため、
従来通り8tまで乗ることが出来るので、
そういう車に乗る可能性がある人にとっては、
経過措置の恩恵に与(あずか)っていた方が良いようだ。

からくりの意味が理解出来るようになった今にしてみれば、
確かに解除しない方が良かったような気もするが、
「解除する場合は十分に検討してから決めるべきだ」
って解除しちゃってから言われてもねぇ…。
大型の技能教習時間が短くなって良かったと思うしかないな。
それに中型トラックに乗ったことで
色々参考になったこともあるから決して無意味ではなかった。
(そう信じたい)。

…かくして、「ウォーミングアップ」が完了した私は、
いよいよ大型免許の教習を受けることになった。

(つづく)


☆★ヘルシオーレ!メモ★☆
・水泳:約30分、1050m。今年初泳ぎとなった。病み上がりだったが、肩から背中に掛けてあまりに凝りが酷いので、体を動かして筋肉をほぐさねばと思い泳ぐことにした。まだ小指が骨折しているので頑張りすぎてちょこっとピキッとしたが、泳ぎにはあまり支障なかった。

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コメント

おお!中型と大型ですか!それはすごい!
やっぱり仕事柄取っておいた方がいいですもんね。
バスの免許を持っている友人もいるのですが、これはまた別の資格が必要なんですってね。
運転免許といってもいろいろとあるんですね。

投稿: 笑 | 2009年1月18日 (日) 07時01分

大型バスの場合は大型二種免許が必要ですね。
でも普通を取ってからの経験年数と年齢などの条件を満たしていれば、大型を持っていなくても取得出来ます。

かなり勿体振って引っ張ってますね、僕。

投稿: メークイン男爵 | 2009年1月19日 (月) 02時22分

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