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2009年3月 8日 (日)

『Long Distance Delivery tour 2009』

昨日は千葉の市原市市民会館にて行われた
『Noriyuki Makihara Long Distance Delivery tour 2009』
にブロ雅氏と行ってきました。
市原に行くのは初めてだったので所要時間が読めず、
常磐自動車道や首都高、京葉道路などを経由する
最速ルートを選んで余裕を持って行くことにしたのですが、
順調すぎて2時間半弱で着いてしまったので、
まだ開門を待つお客さんは疎(まば)らでした。

彼のコンサートに行くのは昨年末に行われた
2日間限定のクリスマスコンサートに行って以来なので、
つい最近行ったばかりではあるのですが、
通常の全国ツアーは3年振りだそうで、
その時はチケットが取れなくて行けなかったので、
この日が来るのを待ちに待っていました。

『悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。』、
『Personal Soundtracks』という2枚のオリジナルアルバムが
この3年の間に発売されたため、
今回のツアーはこの2枚を中心に構成されていました。

今回も、これまで何度かチケットを譲って下さった方から
譲って頂けたことでこの日の鑑賞が実現したのですが、
この日がこのツアーの公演初日だった上に、
何と座席も前から5列目という超特等席で、
今まで体験したことのない贅沢なコンサートとなりました。

まるでテレビで見ているかのような間近のアングルから
槇原さんの生の姿を見ることが出来、
遠くで何となく姿を捉えているのと、
至近距離で表情から汗までしっかり見えているのとでは
臨場感が全然違いました。
まぁ敢えて言うなら巨大スピーカーの真ん前だったので、
最初は耳がおかしくなるかと思ったのですが、
途中からは麻痺したまま慣れました。

時々MC(トーク)が入って曲を作る題材となったエピソードや
曲についての余談などをしてくれたのですが、
今回はいつも以上に多めで面白かったように思いました。
コンサートで聴くと、CDでは何となく聴いていた歌詞も
「そういう意味だったのか」と気付くこともありますし、
MCで逸話を聞いた後だと
同じ曲でも今までとは違った印象で聴けたりするので、
それもコンサートの醍醐味かなと思います。


基本的には楽しいトークが多かったのですが、
盗作疑惑で訴えられたことについてもちらっと触れ、
相当悩んだ時期があったことも語っていました。
そう言われて聴いてみると、
何曲か間接的にでもこの騒動を受けて書いたのかなと
思えるような曲があるなと感じました。

近年時々取り上げられる冤罪もそうでしょうが、
自分は何も悪いことをしていないのに
突然疑惑の目が向けられ、
それによって世間からもそういう目で見られてしまうのは、
「正直者が馬鹿を見る」という言葉では
済まされないような迷惑な話だと思います。

月日と共に世間から忘れ去られていき、
このまま沈静化して欲しいと願っていた時に、
槇原氏側から名誉毀損の損害賠償請求を起こした時は、
「折角忘れ去られてきたのにまたぶり返したら
余計に騒ぎが大きくなって悪影響を及ぼすんじゃないか」
と思いましたし、
何より、勝つとか負けるというようなことで争うのは
彼らしくないなと思ったのですが、
同じ立場に立ってよく考えてみれば、
仮に沈静化した所で疑惑が晴れた訳ではなく、
自分が今後も誠実に活動を続けていくにしても、
人々の心のどこかにそういう疑念が残ったままでは、
正当な評価を貰えない人生を送ることになって、
居心地の悪い思いをしなければならなくなるのは
耐え難い苦痛だっただろうと思うので、
裁判に勝つことで謂(いわ)れのない疑惑を
きちんと晴らしたかったのだと思います。

一からの出直しとなった地道な活動が
ようやく世間から再び脚光を浴び始めた頃だっただけに、
あの騒動で一気に水を差されたばかりか、
それまで懸命に積み上げてきたものまでも
一瞬で壊され失うような思いだったと思うので、
確かに、シンガーソングライターとしてのプライドが
許さなかったのだろうという一部報道にあった予測も
訴訟を起こした要因の一つだとは思いますが、
「このままうやむやにされるのは気が済まなかった」
というのとはちょっとニュアンスが違うと思います。


話は脱線しましたが、
全身でエネルギーを受けてきたので、
コンサートの後は妙な脱力感に襲われました。
耳もしばらくは詰まったままでした。
でも、本当に手の届きそうな距離で鑑賞出来て
貴重で幸せな思い出になりましたし、
色々と元気を貰えて良かったです。

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