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2009年4月11日 (土)

HH観戦記2009 vol.3

2006年5月から続いていた私のホーム戦観戦皆勤記録が
遂に前々節のホーム戦で2年11ヶ月振りに途切れた。
他の全てを犠牲にすれば記録を継続させることも出来たが、
今季中に記録が途切れることは避けられない見込みで
後々辛くなるだけなので観念して自らの手で幕を引いた。
ホーム戦が行われている時に自分がその場に居ない
というのは久し振りで何とも言えない変な気持ちだった。

この時、水戸は今季ホームで無傷の3連勝を飾り、
9年振りとなる4連勝で一気に3位まで浮上し、
続く前節のアウェイ戦で球団記録に並ぶ5連勝を目指したが、
残念ながら引き分けに終わり連勝はストップした。
それでも3位はキープして今日のホーム戦を迎えた。

今日は久し振りにゲーフラ(ゲートフラッグ)達を持ち込んだ。
天候に恵まれたので熱中症にならないか心配だったが、
風が吹き荒れていたので思った程暑くはなかった。
今節はこれまで前線で体を張ってきたFW高崎選手が
警告累積による出場停止となってしまったので、
その影響がどっちに出るかで
勝負の行方が左右されそうな気がした。

今日の相手とはホームでの相性が悪いだけに、
まずは相手に点をやらないことが重要だったが、
試合が始まって僅か3分後にいきなり失点してしまった。
早い時間帯の失点は前節の1失点目と似ていて、
自陣での連係ミスからの失点という点は2失点目と重なり、
その二つが合わさったような失点の仕方だったので、
先制されたことも含めて一瞬嫌な空気が流れた。

しかし、まだ始まったばかりだったこともあって、
選手達はすぐに気持ちを切り替えていたと思う。
そして、僅かその3分後にCKのチャンスで、
MF遠藤選手が20歳になって初めてのゴールを決め、
すぐさま試合を振り出しに戻した。

こうなると運動量豊富な水戸が自信を持ってプレーし、
攻守の切り替えの早さ、プレスや球際の強さで圧倒し、
優位に試合を進めることとなった。
相性の悪さは微塵も感じさせない試合運びで、
前半26分には相手のCKからのカウンターが見事に決まり、
最後はFW荒田選手が角度のない所から打ったシュートが
ネットの右隅に突き刺さって逆転した。

1点のリードではまだ分からなかったが、
更にその3分後にもFW吉原選手が追加点を挙げ、
よもやのゴールラッシュにスタンドはお祭り状態となった。
ただ、いずれの得点も半分は「うまく嵌まった」感があり、
紙一重の所で良い方に転がってくれたようにも思えた。
中盤を支配し、しっかりと繋いだ上で点を取ってこそ
相手にとっては威圧感を感じるものだと思ったので、
この3点ではまだ物足りないというのが率直な気持ちだった。

確かに前半のうちに3-1というのは
圧倒的有利な立場に立ったことは間違いなかったが、
2005年開幕戦で京都を相手に前半2-0で折り返しながら
後半に3点を取られて逆転負けした苦い記憶もあったし、
1点返されればリードは僅か1点になってしまうので、
ハーフタイムの時点ではまだセーフティだとは思わなかった。

今日勝ったら帰りにアイスクリームを食べようと決めていた。
あと、3点目までは興奮のあまり
後ろのお客さん達とハイタッチしないでしまったので、
4点目が取れたらちゃんとハイタッチしようと考えていた。
全ては後半の45分に託された。

しかし、後半は連動性が悪くなったように感じた。
よく考えてみると、豊富な運動量と堅実な守備が
今季の水戸の好調さを支えているのは確かだが、
この暑さの割に前半は動き回り過ぎていた気もした。
それだけに後半はガクッと運動量が落ちたように見えた。
折角サイドを突破してクロスを上げても
ゴール前に人数が詰めておらず空振りに終わってしまうなど、
まるで昨季までの悪いパターンを見ているようだった。

そして、全体的に引き気味な陣営となり始めたことで、
必然的に受け身に回り始めた。
一つ一つのプレーも雑になってきたように見えた。
プレスが弱くなったことでボールを支配出来なくなり、
見ていて流れが悪くなってきたことを感じ取った。
何とか堪えて苦しい時間帯を凌いで欲しいと思った。

ただでさえFWの控えが居ない状況の中、
まず吉原選手を下げたがこれはまだ納得出来た。
しかし、後半も終盤に差し掛かった所で、
遠藤選手まで下げてしまったのは気になった。
守備に比重を置く作戦なのかなと思ったが、
気のせいか更に中盤を支配出来なくなったように見えた。

MF菊岡選手が終始走り回って
攻撃の糸口を見出そうとするも得点には結び付かず、
前半29分の3点目から長い間ノーゴールが続いていた。
それでもこのまま相手に得点を許さなければ
後半の試合内容はどうであれ価値はあると思った。
しかし、悪い流れを断ち切ることは出来ないまま、
後半41分に痛恨のPKを献上してしまった。

あまり想像したくはなかったが、
ハーフタイムの時点で恐れていた
一番良くないシナリオに向かい始めた。
まだ1点のリードはあったが状況的に俄然苦しくなった。
何かの弾みでゴールを割られるようなことになれば、
あれだけの圧勝ムードが一瞬で吹っ飛んでしまう。
それどころかまさかの逆転負けだって有り得る。

3-1となった後も更なる追加点を望んだのは、
更に上の順位を目指すために得失点差を
少しでも増やしておきたかったからでもあったが、
こうなったら点差よりも兎に角勝つことが大事だった。
贅沢を言っていられないくらいの危機的な状況だった。
「次のゴールを決めてくれ」という気持ちより、
「このまま何とか逃げ切ってくれ」という気持ちの方が
強くなっていたように思う。
一つ一つのプレーを見るより、
ただ時間が早く過ぎてくれることだけを祈っていた。

その直後、相手選手が2枚目のイエローカードで
1人退場したことで少しホッとした。
それだけ目の前の試合には余裕がなかった。
「まだ分からないが」という気持ちはあったが、
きっちり締めてくれれば歓喜の瞬間はもうすぐだった。
「勝利への執念が強い方が勝つ」と選手の躍動に期待したが、
執念が強いのは明らかに相手の方で、
水戸は動きが鈍いまま運命のロスタイムに突入した。

が、この状況にはあまりに痛すぎる「5分」の掲示。
相手の押せ押せムードは尚も止まらない。
水戸はこれを躱そうとするのが精一杯だった。
既に押し返すだけの力も、受け止める力さえもなく、
ただどうにかこうにか凌いでいるだけだった。
それだけに5分はあまりに長く感じた。

「……………。」

負けにも似たような同点ゴールを決められた瞬間、
私はしばし放心状態になった。
選手もまた全員ピッチ上で呆然と立ち尽くした。
その姿を見て、もう一度1点を取りに行く気力は
残っていないなと感じた。
何とか引き分けで終わったからまだ良かったが、
あまりに後味の悪い試合となった。

4連勝中の水戸は確実に強かった。
勝ち点も面白いように積み重なった。
水戸より下の順位で「内容は良いが結果が出ない」
「決定的な場面で決められなかったのが響いた」
などと足掻いている強豪チームの姿を見ていて、
昨季までそうやって力がありながら結果が伴わずに
下位に甘んじ続けていた水戸の姿と重なり、
単に3位になったということだけではない、
苦悩の時代を乗り越えた「気持ち良さ」があった。

だが、前節以上に「勝てる試合だった」今回の引き分けは、
そんな苦悩の時代の記憶をも呼び起こした。
何とか3節連続で3位をキープすることは出来たが、
このまま例年のように若い選手が多いチームゆえの
脆(もろ)さを見せてじり貧になってしまうのか、
この2試合を教訓に昇格争いを繰り広げていけるのか、
今季の水戸の真価を問われる試合が続く。

▼第7節:△3-3(前半3-1)、勝ち点14(3位)


☆★ヘルシオーレ!メモ★☆
・バッティングセンター:3ゲーム(60球)。アイスクリームの代わりと憂さ晴らしのため行った。最初の2ゲームではあまりまともに当たらなかったが、バットを寝かせて構えるようにした3ゲーム目は空振りもほとんどなく良い打球も多々あった。昨日の水泳の影響で右肩が痛かった。

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コメント

今季で一番悪い試合でしたね。
もう終わってしまったことは仕方ないので、これからを頑張ってほしい。
富山に行ってきます。

ゲーフラは補修を始めましたよ。

投稿: ほ~り~っ子 | 2009年4月13日 (月) 05時33分

今日のニュースではちゃんと映像付きでいつもより時間も長めだった(いつもがみちかすぎ)ので、3位効果はかなり効いてるようですね。
一瞬僕が掲げていたゲーフラ映るし。
補修宜しゅうお願いします。お気を付けて。

投稿: メークイン男爵 | 2009年4月13日 (月) 19時18分

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