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2009年5月20日 (水)

HH観戦記2009 vol.6

サッカーの試合では通常、
3点くらいまでのスコアになることが多い。
3失点したらちょっと取られ過ぎた感じがするし、
それが精神的に耐えられる限界かなと思う。
どんなに失点しても最終的に勝てばまた気分も違うが、
4点以上の失点はかなり屈辱である。
点差が大きければ尚更だ。

だから、いくら1位、2位との連戦だったとは言っても、
前々節の1-5に続き、前節アウェイ戦でも3-5と
2試合続けて5失点も喫したのは耐え難い苦痛だった。
しかも2試合連続でハットトリックを達成されるという屈辱。
今季初の連敗を喫した水戸は上位が更に遠退(の)き、
6位という好位置に着けながら2試合合計10失点で
一気に得失点差も今季初のマイナスに転じた。

しかし、言い訳がましくなってしまうが、
エースの荒田選手を筆頭に怪我人続出の緊急事態で、
無下に選手達を怒る訳にもいかない。
むしろ、前節の終了間際に1点を返した執念などは、
この苦しい状況の中で良くやったと褒めてあげたい。


全36チームで唯一シーズン前のキャンプを行えなかった
今季の水戸は支配下登録選手もたった27人
(うち1人は半年間の契約)に留めざるを得ない程の
苦しい台所事情(強化費)の中で奮闘しているのである。

しかし現在、シーズン前から故障している3人に加え、
5人が怪我で離脱してしまったので残るはたった19人。
GKの控えを1人除いて考えると戦力は実質18人。
しかも、今節は1人警告累積で出場停止なので実質17人。
1試合でベンチ入り出来るのは先発11人と控え5人の16人。
つまり、現有戦力のほぼ全員がベンチ入り出来てしまうのだ。

故障者8人の内訳をポジション別に見ていくと、
GKが4人中1人(25%)、DFが7人中3人(52%)、
MFが11人中2人(19%)、FWが5人中2人(40%)となっており、
通常4-4-2(DF-MF-FWの数)の布陣を敷く水戸にとって、
DFは既に替えの選手が居ないぎりぎりの状況で、
FWも1人MFで起用されているため事実上控えが居ない。
だから、ベンチ入りするリザーブ(控え)メンバー構成が、
1人はGKで固定だから変わらないが、
残り4人が全員MFという異様な状態が何試合も続いている。

当然、これ以上の離脱は許されない極限状態だし、
出場停止すら避けなければならないのだ。
今季の水戸はサテライトリーグに参加していないが、
ほぼ全員がトップチームみたいな状況なので、
そんなのに参加している余裕など全くない。
新人選手だろうといきなり実戦登板あるのみである。


という危機的な満身創痍の状況を踏まえて本題に移るが、
今日は前節から中2日でのホーム戦が
笠松にてナイターで行われ、
昨年に続く新日本プロレスとのコラボレーション企画で、
棚橋弘至選手が来場して会場を盛り上げた。
過密日程でも選手を休ませる余裕などない中で、
実戦経験の少ない選手を如何にうまく起用していくか、
木山監督は采配にかなり頭を悩ませていると思う。
09052016001




相手は目下9戦負けなしと調子を上げていたが、
前節5位を明け渡したばかりの相手ということもあって、
立ち上がりから水戸は真っ向勝負を挑んだ。
今日は全体的に統率が取れている印象だった。
退くべきところや無理をしないところは退き、
セットプレーでの守備やカウンター対策などの
気を付けなければいけないところは気を付け、
攻めるべき時はしっかり攻めるという意思疎通が、
今日はしっかり出来ていたと思う。

相手の決定力不足に助けられたところもあるが、
ここ2試合でガタガタだった守備も修正されていた。
途中でFW高崎選手が倒れたまま動かなくなった時は
内心相当焦ったが大丈夫だったようで心底安心した。

水戸は後半開始早々に決定的な場面を外したが、
その後はお互いゴールを揺らすことなく試合が進んだ。
途中で軽く乱闘になりかけた時は焦ったが、
今日の主審は冷静だったのでカードなしで収束した。
ただ、笛を吹いて欲しかったシーンは幾つか見受けられたが。
因みに今日の水戸は1枚もカードを出さなかったし、
ファウルも少なく、試合に集中している感じが伝わってきた。

均衡状態が続いていたのも大きかったと思うが、
後半になってフッと集中力が切れる悪い癖も出ず、
スコアレスドローのまま終盤を迎えた。
再三ゴールネットを揺らしそうな雰囲気があっただけに、
ロスタイムに入っても「まだいける」と思ったが、
1分くらいで呆気なく試合終了となってしまった。

あの決定機さえ決まっていればというのはあるが、
持ち味は十分に出ていて安定感もあったし、
攻守も噛み合っていたので
今日の試合で良い手応えを掴めたと思う。
無失点で抑えたというのは勝ち点以上に大きかったと思う。
今日の時点で第1クールの勝ち越しは決まったが、
第2クールを気持ち良く迎えるためにも、
中3日で迎える次節の第1クール最終戦が大事になる。

▼第16節:△0-0(前半0-0)、勝ち点25(第6位)

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コメント

いい試合でしたね。
引き分けでも、選手がきちっとやっていたので、最後まで行けそうな気分が漂っていました。
吉原選手のあれは惜しかったですね、ゴールポストの中で…
シュート数は向こうより少なかったけど、向こうのはゴールポストに向いてさえいなかったので、本間選手が暇そうでした。(笑)
次につながる試合でしたよね。

投稿: ほ~り~っ子 | 2009年5月22日 (金) 05時32分

全体的にコンパクト集中してましたよね。
吉原選手のは入ったかと思いましたけどね。リプレイで見ると、ヘディングがかすったかぎりぎり触れてないかって感じで、キッカーの村松(?)がいいとこに蹴った感じでしたよね。吉原選手も勢い余ってちょっとしか当てられませんでしたが、その直後のプレーはファウルっぽくもなかったような。PK寸前。
次は思い切って原田使っちゃうとかね。あ、でも侮れない相手ですからね。隙を見せたら攻められますね。

投稿: メークイン男爵 | 2009年5月22日 (金) 22時43分

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