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2009年5月24日 (日)

HHアウェイ観戦記2009-栃木戦-(※写真未挿入)

今季栃木SCがJ2に昇格したことで、
過去4年草津との一騎打ちだった「北関東ダービー」が
名実ともに北関東3県による対決となった。

新規参入の栃木にとっては草津、水戸との連戦で
第1クールを終えるという奇遇な日程だったのだが、
ダービー成績は前節栃木が草津に競り勝ったため、
水戸(1分け)、草津(1分け1敗)を抜いて
暫定トップに躍り出る形(1勝)で今日を迎えた。
J2で10年目を迎えている水戸としては、
当然先輩としての貫禄を見せ付けなくてはいけなかった。

そして、良い形で第1クールを終えるためにも、
昨日揃って一足早く勝利を収めた上位4チームに
必死で食らい付いていくためにも、
更には栃木にJ初の連勝をプレゼントしないためにも、
今日は絶対に勝たなければならなかった。

相変わらず怪我人が多い厳しい状態は続くが、
先日、湘南から期限付き移籍でFW山本選手を獲得し、
未知数ながら明るい話題も舞い込んだところで、
栃木SCとの運命の公式戦初対決の火蓋が
アウェイ・栃木県グリーンスタジアム(宇都宮市)で切られた。

当初私は今回のアウェイ戦も行く予定はなかったが、
一番近くのアウェイとなった栃木が最も行き易い訳だし、
最初が肝心ということで、
「流石10年やってるチームはサポーターの数も迫力も違う」
と栃木の選手やサポーターに威圧感を与えるためにも、
水戸サポーターが大挙して応援する必要があると思った。
また、今回私は初めてバスツアーを利用したが、
特別料金で格安だったことも利用したきっかけになった。

しかし、ホームで観客動員数が好調な成績とは裏腹に
何故か伸び悩んでいる状況なのだから、
いくら一番近くのアウェイ戦だからと言っても
やはり急に増えたりすることはなかった。
それなりにお客さんは入っていたが、
試合開始の頃まで雨が降っていた天気のせいもあるだろうが、
数の上では栃木サポーターに完敗だった。

ならば声量で対抗するしかないと思い、
ダービー独特の雰囲気も手伝って応援に熱が入った。
相手のミスにも助けられて
水戸の方が落ち着いてボールを回せていた。
そして、ポゼッションの意識やサイドを使った攻撃で
余裕を持って相手を揺さぶっていた前半15分、
サイドからのクロスにFW高崎選手が頭で合わせ、
理想通り早い時間帯に難なく先制点を奪った。

落ち着いた試合運びは尚も続き、
前半33分にも再び高崎選手が追加点を挙げ、
理想的な展開で2点をリードした。
けれども、細かく見ていれば相手のちょっとしたミスで
何事もなくカバー出来ているようなプレーもあって、
確かにレベルの違いというのは感じられたが、
決して水戸が良かった訳ではない気もした。

それに、流れの中では抑えられていても
セットプレーで簡単に点を取られる可能性もあって、
ハーフタイムの時点では
今日がどんな試合になるか分からなかった。
いろんな試合を見ていると疑心暗鬼になってしまう。
どこに落とし穴が潜んでいるか分からないからだ。

勿論、大量得点出来る可能性も考えられたが、
そうであっても極力失点を0に抑えることを望んだ。
ただ勝つだけではなくレベルの違いを見せ付けるため、
「まだまだ水戸には歯が立たない」
と思わせられるような完勝を望んだ。


後半に入ってからも水戸の方が優位に立っていたが、
追加点を取りに行くことに焦ったのか、
急にロングボールを多用するシーンが目立ち始めた。
前半はセカンドボールを悉く拾えて
自由にボールを回せていたのが良かったのだが、
ロングボールに頼りすぎてまず攻め方が単調になった。
そして、セカンドボールも取れなくなってきた上に、
相手がリスタートを素早くするようになり、
前線へ素早くロングボールを放り込んでくるので、
徐々にラインを下げさせられてしまった。

こうなると守備に負担を強いられて余裕がなくなり、
折角ピンチを凌いでも、全体的に下がっているため、
高い位置へなかなかボールを運ぶことが出来ず、
単純にロングボールを放り込むがクリアされるという
悪循環の繰り返しとなり、
防戦一方の危険な展開になってしまった。

他の競技なら一旦タイムを取って落ち着きたいところだが、
サッカーの場合そういう訳にもいかない。
ここは何とか凌いで悪い流れを断ち切って欲しいと思ったが、
遂に後半18分に1点返されてしまい、
これで完全に息を吹き返した栃木の猛攻が尚も続いた。
水戸は逆に皆出足が鈍くなり、プレスが甘くなっていた。
どっちがリードしているのか分からなかった。

慌てまくる水戸イレブン。
何とか堪えて欲しいと願う水戸サポーター。
しかし後半29分、堪らず痛恨のPKを与えて試合は振り出しへ。
前半の楽勝ムードが一転、
最悪の逆転負けの気配が漂ってきた。
折角点は取れているのにリードを守れないのが
今季の水戸の悪いところだ。

この時点でどういう結末になるのか
目の前で生で観戦している我々には知る由もなかったが、
緊張しながら成り行きを固唾を飲んで見守っているのが
かなり心臓に悪かったことだけは確かだ。


その後も栃木ペースで試合が進み、
全然攻撃の形が作れない水戸は得点する気配もなく、
引き分けで終わらせるのが精一杯かという
雰囲気になってきたロスタイム突入直前に
期待の新兵・山本選手が投入された。

直前のファウルでノーカウントとなったが、
この山本選手がすぐにネットを揺らしてみせるなど、
久し振りに高い位置で攻めの形を作った水戸は、
ロスタイムに入って再び似たような形を作り、
CKではなかったがコーナー近くでFKのチャンスを得た。
よくありがちな終了間際の値千金の得点というのは、
大体こういう最後のCKとかワンプレーからだったりするので、
この場面もそうなってくれたら良いなと思った。

運命のFKの弾道を目で追う。
良い感じでファーサイドへ飛んだボールを中央に落とす。
これをGKの正面で待っていた山本選手が拾いに行くが、
辛うじて足の先で触ったもののDF2人に阻まれて倒され、
チャンスもここまでかと思った次の瞬間、
倒れながらも執念で蹴り出したボールが
前を向いていたMF森村選手の足下へ。
迷いなく振り抜いた低い弾道のシュートが
GKの足を弾いてネットに突き刺さった。

逆転されていてもおかしくない苦しい展開だったが、
最後の最後で劇的な勝ち越し点を奪った。
全員の気持ちが呼び込んだようなゴールだった。
如何に苦しかったかを物語るかのような観客席の
狂喜乱舞状態とこの展開に泣けてきそうになった。
その後、最後のセットプレーのピンチも無事凌ぎ、
辛くも第1クール最終戦を白星で飾った。

いろいろ思うことはあるが、
追い付かれても勝ち切ったことは何より大きかった。
相変わらず試合運びの仕方がまだまだだが、
もし引き分けに終わっていたら
ダメージはこんなものではなかった。
帰りのバスの中では皆疲れ果てて寝ていた。

第2クールがどんな動向になるのか分からないが、
取り敢えず再び5位に浮上して第1クールを終えた。

▼第17節:○3-2(前半2-0)


☆J2順位表(第1クール(第17節)終了時点)
①セレッソ大阪…勝ち点41
②湘南ベルマーレ…勝ち点39
③ベガルタ仙台…勝ち点35
④ヴァンフォーレ甲府…勝ち点34
⑤水戸ホーリーホック…勝ち点28(8勝4分5敗)
⑥コンサドーレ札幌…勝ち点27
⑦東京ヴェルディ…勝ち点25
⑧愛媛FC…勝ち点24
⑨徳島ヴォルティス…勝ち点24
⑩カターレ富山…勝ち点23
⑪ザスパ草津…勝ち点20
⑫サガン鳥栖…勝ち点20
⑬アビスパ福岡…勝ち点17
⑭ロアッソ熊本…勝ち点16
⑮FC岐阜…勝ち点16
⑯栃木SC…勝ち点14
⑰ファジアーノ岡山…勝ち点12
⑱横浜FC…勝ち点7


それと最後に、入場前に見ず知らずの私に対して、
救いの手を差し伸べてくれたSさんに、
この場を借りて厚く御礼申し上げますm(_ _)m

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コメント

お疲れ様でした。

後半を応援中に男爵くんのほうを見たら、よれよれに力尽きていたのには笑えました。
あの頃はサポみんなが疲れていましたもんね。
選手たちも同様だったみたいで…苦笑

その分、ロスタイムのゴールが決まったときには涙がでました。
90分はこのためにあったんだ!というばかりのロスタイム勝ち越し。
去年までは、ロスタイムは悔しい思いばかりしてきたのに、やるじゃん!水戸!と思いました。

課題は山積みでしょうが信じてついていくだけです。

投稿: 笑 | 2009年5月26日 (火) 05時31分

反撃を食らい始めてから悪い流れを止められないんだなと思って、気が張り続けていたので、よれよれになってたでしょうね。
見てて、高崎頼みのロングボールばっかりになってたのとか、サイドを全然使わなくなってしまったのとか、ただ以前みたいに急に動きが悪くなったってだけじゃなくて、何でそうなってしまったのかっていう流れまで冷静に分析出来てましたからね。多少は目が肥えてきました。

最後のゴールはたまたまじゃなくて、ボールタッチに関わった全ての選手の狙い通りだったんですね。こぼれ球を試合中もどんどん狙ってって欲しいもんですね。

投稿: メークイン男爵 | 2009年5月26日 (火) 23時35分

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