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2013年10月18日 (金)

10年物のリクルートスーツの運命や如何に

正直なところ、私は何事も準備が頗(すこぶ)る遅い。
毎度間際になって慌てて準備する。
海外旅行ですら前日までほぼ何もしていなかったこともある。
引っ越しの際、家族や業者が到着した時点で、荷造りがまだ半分も出来ていなかったことも2回ほどある。

前回結婚式に招待された時は、ワイシャツをクリーニング屋に持って行ったら、仕上がり予定日が式の前日か当日かという際疾いタイミングになってしまい、辛うじて間に合わせたことがあった。

余裕を持って準備しておくべきなのは頭では分かっていて、慌てて準備すると大概何かしら忘れ物をしがちなのもあって、最近は多少改善する努力はしている。

そんな私は前々からスーツのクリーニングを依頼しようと思いながらも、あまり着る機会がないことを良いことに、依頼を先延ばししては使用直前に思い出し、間に合わないのでヨレヨレのまま着ていくということをもう何回も繰り返してきた。

しかし、来週末にも結婚式に呼んでもらっているのだが、流石に今回こそはクリーニングを掛けておきたいと思った。
と、次の瞬間、すっかり忘れていたことを思い出して私はぎょっとした。クリーニングを掛ける以前の事態を。

先月か先々月か、とにかく帰宅した私がスラックスを脱いだ時異変に気付いた。何と、後ろのポケットの端が破れていたのだ。ぱっと見た感じではちょっと解(ほつ)れた糸が見える程度で、上着を着ていれば隠れてしまうような位置でもあるが、左右に引っ張れば下着が透けるような直径1cm以上の穴になる。履けばヒップ圧によりパンツが見える状態になることは避けられそうにない。

少なくともこの時は夏で暑かったので上着は着ておらず、気付いた人は気付いたと思う。どこかに引っ掛けたのか、あるいは生地が疲労を起こして破けたのかは分からない。修復しようと思えば出来そうだが、直しづらそうな気もする。
とりあえず後で考えようと思ってそのままだったことを、あと1週間余りというタイミングで思い出したのだ。

ところで、このスーツは学生の時に就活を見据えて買ったもので、スリムシルエットスーツなるものだ。
買った当時は母に「男の人は社会人になると体型が変わるんだから、こんなぴったりした造りじゃ、3年とか5年後には着られなくなるよ」と咎められたものだが、幸い10年後の今でも問題なく着られている。
そもそも、社会に出てから基本的にスーツを着ない職についてきたため、せいぜい年に5回かそこらしか着ておらず、礼服を1着買ったこと以外は、全てこのスーツだけで事を済ませてきた。

使い込んだとは言えないが、期間で言えばかなり長持ちさせてきたのは事実だ。紳士服店で下取りセールなども行われていることを考えれば、ここらで新調するのも手ではある。
来週の結婚式に際しては他に、礼服を着ていくか、破れたまま上着で隠して今回はごまかすという選択肢もあり3択である。

しかし、いずれこのスラックスを修繕するか、新調するかしなければ、ずっとこのままという訳にはいかない。こういう機会だからこそ、思い切って新調するという選択もあるし、この破れ以外はまだまだ問題なく使えそうなことを思えば、直して大事に着続けるという選択もあり、慎重にならざるを得ない。

考える時間はまだ1週間あるとも言えるし、1週間しかないとも言える。現時点で思い出せたことは良かったが、やはりもう少し早めに準備を検討していればその分考える時間にも余裕があったはずなので、反省材料にしないといけないと思った。

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