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2017年2月16日 (木)

左右盲

久し振りの投稿は「稀勢の里関の横綱昇進」について書こうかなと考えていたのにも拘わらず、「左右盲について」が先になってしまいました。

ひょんなことでこの言葉を知った訳なんですが、気になって調べてみたら自分もまさにこれでした。
ちなみに「左利きを矯正された人に多いと言われている」そうですが、何を隠そう私は右利きです。ご参考までに。

咄嗟に左右の区別が付かない、というもので、左右そのものが分からない訳ではなく、一呼吸置いたり落ち着いて考える分には勿論判断出来ますが、一瞬で口に出したり、判断するのは苦手で、まさに各所で例に挙がっているような経験は私も幼い頃から身に覚えがあります。

その一つが視力検査。まず「右目から行きます」と指示されたとして、一瞬どっちの目を隠すべきか迷います。更に検査が始まり、上下についてはすぐ口で言えますが、左右についてはランドルト環が開いている方向はすぐに判断出来るものの、それを「左」か「右」のどちらの言葉と結び付けるべきか一瞬迷います。なので、「開いている方を指で差して下さい」と言ってもらえた小学生の頃は良かったのですが、大人になるにつれ、「子供じゃないんだから口で言え」というようなことを言われ、指で差すのは恥ずかしいとされ出してからは、急いで答えようとして慌てて言い間違えたり、咄嗟に指を出しそうになったり、とにかく毎回苦手でした。今はモニターを覗き込んで、手元のレバーを倒すだけの装置も出てきたりして便利になりましたけどね。

もう一つが車の運転ですね。これ、今も本当に気を遣うんです。自分が運転で同乗者に道案内をしてもらったりすると、咄嗟に「この信号を右に曲がって」なんて言われると、一瞬どっちか分からなかったりするので、「ぎりぎりに言わないでよ~」と慌てる訳です。カーナビの音声案内も聞いているだけだと間違いかねないので、目視で確認してしまいます。 

初めて仕事に就いた時よく運転もしたのですが、社会人としてそれこそ右も左も分からない上に、ペーパードライバーで運転もおぼつかなく、しかも地元じゃないので地理もよく分からない勤務エリアというような状況からの始まりでした。最初の頃、教育係の先輩が助手席に乗っていろいろ仕事の話や世間話などもしながら道案内もしてくれたのですが、話をしながらなので余計に判断力が鈍り、「次左」「そこ右に入って」などという指示は聞こえていても、左右の判断が瞬時に出来ず、よりにもよって反射的にハンドルを切るのが大概指示と逆という有様で、頻繁に何度も間違うので仕舞いには「お前には左右逆に言わないといけないのか!?」と気を悪くさせてしまうこともありました。
自分でもどうすることも出来ず、あまりに情けなくて「すみません、本当にわざとじゃないんです」と半分涙目で謝りまくっていた時代が懐かしいです。

教習所での経験は忘れましたが、少なくともこの新人時代の経験から、それ以後も車で道案内してもらう時もする時も、自分がよく左右を捉え違いしやすいと分かった上で、事前に時間的余裕がある時は、一旦左か右かの言葉を飲み込んで確実に理解してから判断する、指示を出すというように、一呼吸置く習慣を付けるようにしています。

運転に慣れたこともあり、当時よりは気にならなくなりましたが、初めての道を走る時や旅行先でレンタカーを借りて運転したりすると今でもこの問題には直面します。
例えば飲み会の後、運転代行を頼んで家まで送ってもらう時には、指示を間違えないように、曲がる所が近付いてくる前に頭の中で何度か確認して、間違いないことを確認してから「次の交差点を右に」などと口に出すようにしています。なので、代行を頼む予定がある飲み会の後はどんなにほろ酔いでも、頭はわりかし冷静に働かせています。


事前にこんな風に強く意識でもしないとすぐに左右を間違えてしまう自分は「バカなのか?」と思って嫌気が差したり、「どうにかして完璧に瞬時に判断出来るようにならないものか」とわりと真剣に考えながら今日に至っていました。
人知れず悩んでいたという程大袈裟ではないですが、時折意識せざるを得ない問題で、心のどこかにずっと引っ掛かっていたのは事実です。

「左右盲」は病気ではなく、原因も治療法なども詳しいことは分かっていないそうなので、根本的な解決には至りませんが、それでも「自分が特異な訳じゃなかった」と知れたことと、自分がこうだと分かってこれから生活を送れることは、気持ちの面でかなり楽になりました。これからはこれらを踏まえて、そんな自分とうまく付き合いながら生活していこうという気持ちになれてすっきりしました。
もし周りで同じような方が居た時は、理解は出来ないかもしれませんが、そんな人も居ると分かってもらえたらと思います。

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