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2019年7月の1件の記事

2019年7月 2日 (火)

フィリピンペソ旧紙幣

今回、飛行機を使った国内旅行に行って参りました。
そのついでに海外の紙幣を日本円に空港で換金してくるつもりでした。

だいぶ前から仕舞っていて現物を見ていなかったので、てっきり人民元だとずっと思っていたのですが、今回出発前に確認したところ、フィリピンペソでした。
一瞬分からなかったものの、印字内容を見て「ペソかな」と思って念のためネットで調べると、現行のものではなかったものの、同じ画像が出てきたので間違いなさそうでした。思い当たるのは多分、ダイビングでセブ島に行った時の残金でしょうね。思い返すと、空港で換金している暇がなくてそのまま持って帰ってきたような記憶がうっすらあります。
記念に持っておくというのも選択肢としてないこともなかったのですが、熱心なコレクターでもないし、実際持っていても使い道もないので、最初に外国に行ったときほど手元に置いておきたい気持ちの高ぶりもなく、いずれ機会を見て換金しようと思っていました。

一応当時も何度か換金の仕方について調べたことはあったのですが、その時は地元の銀行などでは替えられなそうだと判断し(実際は替えられたのかもしれませんが)、空港の換金所などの方が確実そうだという結論に至り、そのまま眠らせてしまっていました。
その後何度か空港に行く機会も、それこそ大手銀行に行く機会もありましたが、「こんなことになる」とは思っていなかったので、「そのうち」と思っているうちに今日に至ってしまった次第です。

ようやく今回、意を決して事前にフィリピンペソを換金できる銀行窓口が空港のどこにあるかなどを調べまして、実際に店頭のレート一覧にも取り扱いがあることも確認した上で、「遂にこの3000ペソちょい(今のレートで6300円くらいらしいです)を手放す時が来た」とばかりに、ポンと窓口へ出しました。
すると行員が一瞬紙幣を見て「すみません、こちらの紙幣はこちらではお取り扱いしておりません」と門前払いされてしまったではありませんか。予想外の対応に一瞬動揺しつつも、訳も分からず引き下がるしかない私。
ただ、「国際線ターミナル(の支店)へ行って欲しい」と促されたので、「何らかの事情があるのかもしれない」と気を取り直して再度アタックを掛けるべく移動しました。ところが、空港の案内図を見てみると、目当ての銀行は保安検査場の先にあると知り、出国する訳ではないため断念せざるを得ない状況に。

しかし、まだ他にも銀行はあるため、レートなど気にしている場合でもないので、「今度こそ換金してもらおう」と意気込んで他行の窓口へ行き、またポンと紙幣を出しました。すると、「あ、こちらは…前のお金ですね。」と言われたので、「ええ、まぁ、そうですね。2010って書いてあるので、その頃のものだと思いますが」と答えると、「ちょっとお取り扱いが出来るか…確認しますね」と言って何やら紙幣見本のファイルをぺらぺらめくって調べてくれたのですが、「やはりこちらはお取り扱いできない紙幣になっております」と結局断られてしまいました。

こうなってくると訳が分からず、「え、何で?海外紙幣から日本円への換金もやってるよね?ペソだからダメなのか?でも、取り扱いもしているはずなのに。」などと頭がパニックになりつつも、逆に「何で今頃こんな古いお金持ってきて換金しようとしているの?どこで入手したの?」というような不審者の目で見られているような気がしなくもなかったので、下手に粘っても仕方ないと思ってその場を後にし、ダメ元で別の支店へも持ち込んだのですが、やはりそこでも紙幣を置くなり「あ、こちらはお取り扱いございません」とあっさり断られてしまいました。
「なんでや。古いって言ったって、まだ10年は経ってないけどな。現地の換金所に行くのが確実なのかなぁ、でも行く予定ないしなぁ。どこか国内で換金出来るところを帰宅したら調べないと」と思いながら、換金出来なかった海外紙幣を持って帰宅しました。

そして調べてみたところ、何と現行紙幣が発行されたのはまさに2010年で、私が持っていたのは最終年に発行された旧紙幣ということが判明しました。しかも旧紙幣から新紙幣への交換期間も設けられていたそうなのですが、2017年3月を以てそれも終了し、予め「お金としての価値がない」と政府から通達されていたという旧紙幣は、本当に文字通りただの紙切れになってしまったそうなのです。まさかの真実でした。どおりでどこも引き受けてくれない訳です。
「いやいやいや。そうは言ってもお金には違いないじゃないですか。価値がもうないって、そんな非情な。いや、ですから、そこを何とか!何とかしてくれる方法はないの?」と思っていろいろ検索してみたものの、残念ながらこちらが望むような答えは見付かりませんでした。

…ちょっと寝かせすぎましたね。あと2年ちょい早く動いていればまだ間に合ったと思うと、「いい小遣いにはなるな」と思って期待していただけに結構ショックでした。「お金が紙切れになる」というのを経験したことがなかったので、「こんなことあるんだ」とは思いましたが、「高い授業料」とも今はまだ思えない心境です。でも諦めるしかないんでしょうけどね。
手元に残ってしまった「元」紙幣を見ると何ともやりきれない気持ちです。

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